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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ユッケ食中毒 4人目が死亡

2011-05-06 07:49:52 | 社会
ユッケ食中毒、富山の70代女性死亡 死者4人に(朝日新聞) - goo ニュース

昨日5日朝9時過ぎのTVニュースで4人目の女性が亡くなったと速報が流れました。
昼前になってかなり細かくわかってきました。
富山県の70代の婦人で4日に死亡された40代の婦人の母親だそうです。
一家で二人の死亡者を出してしまったのですね。
更に家族のうち別の二人も入院中との事です。ついでながらこの件で腹痛入院等の被害者は94人に上るそうです。
謹んでお見舞いとお悔やみを申し上げます。

既に諸賢がブログで指摘している様に「生食用の安全な生肉」と言う言葉はあるのですが厚労省の基準を満たす「生食」用の出荷は08年度09年度に無かったそうです。
つまり「加熱用食肉」が焼肉店に出荷されそれが肉の生食である「ユッケ」に流用されていたのですね。そして今回の「焼肉酒屋えびす」の食中毒死4名に至るまでずーっと続いていたのでしょう。
これまでに「ユッケ」で食中毒はなかったのでしょうか? あっても大事にならなかっただけでしょうか?

浜爺は子どもさん死亡の時に書きましたが「生肉」を食べる蛮勇はありません。
そしてこの事故以降焼肉店でも「ユッケ」をメニューから外す店が出たり家の店の肉は「安全だ!」と言い切った店もありました。
この先は「顧客が情報をどう理解して対処するか?」でしょうね。
厚労省では「生食」の規定は有るものの違反に対する罰則規定が無いので今後検討するそうですが「こういうしり抜けの規制」は早くなくして欲しいと思います。

まあそれにしてもこの業界では昨年「ロース」でない部位の肉をロースと称して長年顧客に提供していましたが、正しい名称への変更はその後あいまいなままです。
又今回の事件でも「業界すべてが加熱用肉」を「生食」に供していた事がばれてしまいました。
繰り返しになりますが「加熱用を生食」として大量に流通させている点を厚労省は改めて下さい。
蓮舫消費者大臣も存在感を示して欲しいものです。
お願いします。


写真:中毒死の出た砺波店

朝日新聞:
 富山、石川、福井の北陸3県と神奈川県で20店舗を展開する焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、富山県は同県砺波(となみ)市の砺波店を利用し、重症になっていた県南西部在住の70代女性が5日午前6時すぎ、死亡したと発表した。これで一連の集団食中毒での死者は、富山、福井両県で合わせて4人目になり、高齢の死者は初めてになる。

 富山県生活衛生課によると、女性は、4日に死亡が確認された40代の女性の家族。家族5人で4月23日に砺波店を訪れ、全員がユッケなどを食べた。26日から下痢や腹痛の食中毒症状を訴え、27日に県内の病院に入院した。検査の結果、腸管出血性大腸菌O111が検出された。その後、30日に溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症して、意識障害やけいれんを起こし、人工呼吸器を付けるなどして治療を受けていた。

 一緒に食事をした家族のうち、ほかに2人も入院中で、別の1人は食中毒症状が出ていないという。 (引用終わり)


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1 コメント

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砺波市はチューリップの街 (北陸地方は目立たないのに)
2011-05-06 20:57:27
砺波市(となみ)なんて難解語句やチューリップでクイズになる程度の田舎でしたのに

焼肉屋のユッケの食中毒で一躍有名な富山県になります。本店は石川県ですが

大腸菌は精肉の卸しルートからみると「焼肉屋酒屋えびすチェーン」だけではないよう。

他の焼肉屋は安全衛生管理がちゃんとしていたのか"なま肉"は使わないのか

しかし石川県富山県にチェーン店舗だけど精肉は東京都板橋区。運送代があっても地元からは仕入れない。
安い仕入れは繋がり?
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