福島氏 辺野古前提なら閣議で反対

辺野古前提なら閣議で反対 福島氏、罷免も覚悟(共同通信) - goo ニュース

昨日２５日社民党の福島瑞穂党首が沖縄を訪問。仲井真知事他沖縄の要人と面談し「普天間基地の移設先は辺野古周辺」が政府案である事に反対の意思表明をしたそうです。爺はこの言葉が「反対運動を共にする」との重大な政党並びに政治家としての考慮の上と思いたいです。

この福島瑞穂氏の言動は早速与野党双方から批判を浴びています。
それはそうでしょう。

爺のような素人が考えても：
社民党党首という帽子を被って「三党連立に参加」して、その上消費者と食品安全とか兼少子化担当の特命相として閣内に議席を得ましたから「閣僚の帽子も被った」訳ですよ。
今回沖縄訪問は内閣の特命担当相の仕事と思われませんから「民主党党首」としての立場での言動と思われます。
鳩山首相が「今回の言動を三党合意違反」で罷免してもそれに三分の理はありそうです。
でももっと考えると「最低でも県外」と公式の場で発言した鳩山首相の言葉が真実であれば（爺は真実であると信じました）政権交代により自公民政権による政策の変更を訴えて首相になった
「鳩山首相こそ辞任するべき」と思えてしまいます。

今日の午前には「閣議決定に辺野古周辺との文字を抜いた物を用意して民主/社民あうんの呼吸で署名」でないか？　との説が出ていました。
幾らなんでも「米国との合意に辺野古周辺を謳い閣議の文書でそれが書かれてなければ署名するの？」かよ
と思って経過を眺めていました。

さて福島党首は「辺野古移設を日米共同声明に明記する一方、政府方針には書き込まないとする政府の対応について「二重基準であり、国民の理解はまったく得られない」と発言したと報じられました。
話の筋は通りました。
その上「（閣僚を）罷免されても止むを得ない」そうです。

罷免となればそれを確定するため「今上陛下の御名御璽」が必要です。
さてそれを鳩山政権に出来るでしょうか？
社民党の内部が参院選挙前に「分裂せず」党首の罷免に耐えられるでしょうか？

政府方針も日米合意にも当面辺野古周辺の文字が出てこないなんて奇策があるかも知れません。

まず福島党首は「沖縄県内移設反対」を唱えて「政治的に失脚すべき」です。
そこまで「義」を通して憤死した野党を爺は知りません。
共産党も社会党も「戦前も戦後も一貫して戦争に反対してきた」と主張していますが信じられません。
小なりといえども社民党「辺野古周辺移設」に反対し政治的憤死を行えば後年必ず復活の目処が立ちます。
でも「賃料８億円のビルを値下げして消費者庁を入れてしまった瑞穂ちゃんにそこまでの決意が出来るか？」大いに疑問もあります。

「罷免」の発令は今上陛下の（形式的な）認証が必要です。
その折今上陛下が不予に亘らせられ（体調不良で）１－２日承認が遅れでもしたら大変な「政治的憶測を呼ぶことになります」
さてどんな形で推移するでしょうか？　政権交代に期待して民主党に投票した有権者を裏切らぬよう鳩山首相に行動してもらいたいものです。
どうなるか確り見守りましょう。


共同通信：
社民党党首の福島瑞穂消費者行政担当相は２６日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）移設問題をめぐり、名護市辺野古への移設を前提にした政府方針に閣議で反対し、罷免されてもやむを得ないとの認識を示した。辺野古移設を日米共同声明に明記する一方、政府方針には書き込まないとする政府の対応について「二重基準であり、国民の理解はまったく得られない」と批判。
（引用終わり）