昨日20日の夕刻TVニュースで「衆院予算委員会の集中審議で野田佳彦元首相が岸田首相に政治資金規正法改正案について、野党は案がすでに出そろっているのに自民党は遅いうえに不十分」「顔を洗って出直してこい! と言いたい」と上品に迫っていました。
別紙では「政権交代を期待する向きが多くなっている」様ですが、浜爺は2009年9月の民主党党首鳩山由紀夫氏首班指名以降3年にわたる短期混迷の実績を思い出すとまた立憲民主党による政治を好ましくは思えません。
立民が過半数で、自民党が割れ,守旧派と改革派に割れ後者との連立政権が出来たら面白いと思いますが、反米派と親米派に割れそうでこれも無理筋ですかね???
アオフヘーベンを主張する少数精鋭等の誕生が必要なのかもしれません。
写真:
衆院予算委に臨む岸田文雄首相=2024年5月20日午後0時59分、岩下毅撮影
朝日新聞デジタル:
岸田文雄首相は20日、衆院予算委員会の集中審議に出席し、自民党がまとめた政治資金規正法改正案について、今国会で成立を期す考えを改めて示した。だが、より高い透明性を求める野党側への歩み寄りの姿勢はなく、「これで信頼回復できるのか」などの厳しい指摘が相次いだ。
「顔を洗って出直してこいとたんかを切りたくなるぐらいだ」
立憲民主党の野田佳彦元首相は、自民の規正法改正案をこう切り捨てた。野田氏は首相と同じ1993年初当選。ともに1年生議員として関わった30年前の政治改革に触れたうえで、「平成の政治改革の積み残しである企業・団体献金。これに全く触れないのは信じられない」と廃止を迫った。
これに対し、首相は「多様な存在、立場から政治資金の支援をいただき、政治活動のバランスを取る」として、廃止に否定的な考えを示した。日本維新の会の青柳仁士氏が「大事なのは多様性ではなく、適切性だ。適切でないところからは1円も受け取ってはいけない」と再考を求めても、首相は「議論を深めていきたい」と述べるにとどめた。
自民派閥の裏金事件の発端となった政治資金パーティーをめぐっては、立憲や国民民主党などが全面禁止を求める。一方、自民案ではパーティー券の購入者の公開基準を現行の20万円超から10万円超に引き下げるとしている。
立憲の落合貴之氏は「これで透明性が高まるのか」とただしたが、首相は「パーティー券の販売実態を踏まえつつ、明確な基準額として10万円超という額が適当である」と断言。だが、10万円がなぜ適当なのか説得力のある説明はなかった。
使途を公開しなくてもよいことから、不正の温床とも指摘され、二階俊博元幹事長が5年で50億円も受け取っていた「政策活動費」も論点となった。自民案は大まかな支出項目の公開にとどめるとしている。日本維新の会の藤田文武幹事長は「疑念は永遠に続く」とし、領収書の提出を求めたが、首相は「私的流用ではないかという指摘もあるが、自民案は透明性の向上に資する」と繰り返すばかりで、提出に応じることはなかった。
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