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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

20年度予算案を閣議決定102兆6580億円社会保障費膨らむ

2019-12-21 09:53:27 | 税、年金、国保
昨日20日政府は2020年度予算案を閣議決定しました。 一般会計総額は100兆6582億円で、8年連続で額を更新しました。また当初予算で100兆円を突破するのは昨年に続き2年連続となりました。
増えた理由は以下の参考記事にあるように高齢化により社会保障費が増えた事が挙げられています。
まあそれはともかく一部マスコミが大盤振る舞いと書いてあるのも一理あります。
2年連続100兆円を超える予算案は「政府には財政規律も予算の見直し等も頭にない」事を示しています。
少し大掴みに予算案を見てみましょう。
東日本大震災のあった2011年度の当初予算が92兆4千億円で、震災対策で4兆円の補正予算が組まれました。
そして2013年3月には、ここをクリック⇒黒田東彦日銀総裁が就任、超ジャブジャブの金融政策が展開されます。
勿論、彼に就任は「アベノミクス三本の矢」を展開させるための政官一体の出来事でした。
黒田氏曰く「物価上昇率2%(インフレターゲッタ)を達成するため毎月13兆円の金融資産を買い続ける」と高らかに宣言しました!  びっくり仰天 !!
その結果はどうでしょうか、ここをクリック⇒2017年7月ですが6回目の2%達成を18年度から19年度頃まで先送りとなりました。 うっそー! >

話を予算案から離れ安倍政権のここ3年程を見ると「防衛省のイラク日報隠蔽」「森友学園の不正」「加計学園の獣医学部新設」問題に係る「公文書の隠匿、書き換えや廃棄」そして「桜を見る会」での同様の政(内閣府主導)の腐敗と官(官僚)の腐敗、法に基づき命令し、法に基づき行動しなければいけない官僚が「国民に真実を明らかにしない」という「議会制民主主義の基本を蝕むこと数年」になっているのです。
それとこの政権の場合「お友達、遊び仲間や妻の力がありますね」
これはアベノミクスが打ち上げられた時から、政府=日銀の阿吽の呼吸で不正が起きていて、その上 失敗は明らかなのに「政策変更が出来ない」 想定外の事件に対応できない優秀な官僚達に支えられた不明の政治家に主導されている国民の悲劇です。 従って春までには「アベノミクスをどう変えてゆくのか?」 与党でも野党(はありえないと思いますが)であれ別な考えを持つ指導者が出ないといけない時期になっていると見ています。
まだ予算審議の過程でいろいろ与野党の議論が出ると思いますので、今日はこれまでにしてきます。

写真:20日朝 首相官邸に入る安倍首相

毎日新聞:
政府は20日午前、2020年度予算案を閣議決定した。一般会計総額は102兆6580億円で、19年度当初予算から1兆2009億円増え、過去最大を8年連続で更新した。当初段階で100兆円を突破するのは2年連続。高齢化による医療・介護費用の増加や、来年4月に始まる高等教育の負担軽減策などで社会保障費が大きく膨らんだ。
 社会保障や公共事業など国の政策に充てる「一般歳出」は、19年度当初予算比1兆5333億円増の63兆4972億円。消費税増税や世界経済の下振れに備えた景気の下支え策で、1兆7788億円を計上する。
 項目別では、全体の約3割を占める社会保障費は35兆8608億円で、19年度当初比1兆7302億円増(5・1%増)と大幅に増加した。防衛費も、559億円増(1・1%増)の5兆3133億円と6年連続で過去最大を更新した。
 歳入では、消費税増税の効果もあり、税収は1兆180億円増の63兆5130億円と過去最大を見込んだ。国の新たな借金となる新規国債発行額は1043億円減の32兆5562億円で、小幅ながら当初予算としては10年連続の減額とした。ただ、歳入の3割超を借金に頼る構図は変わっていない。
 財政健全化の指標で政府が25年度の黒字化を目指す基礎的財政収支は、9兆2047億円の赤字で19年度から小幅に悪化する。20年度末の国・地方の長期債務残高は1125兆円と見込んでおり、国内総生産(GDP)比は197%となる。【森有正】
(引用終わり)

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