19歳の時のクリスマス(いやクリスマス前かな・・・)
僕は京都の河原町でパチンコをしていた。
河原町のパチンコ屋と相性が良くって大阪から毎日のように通勤?してた
その日は大負けに負けて、とうとう帰りの電車賃まで入れあげた
その頃の僕は完全なニート状態で
彼女も友達も無く、学無く職無く、金無く、それに意欲も無く、そして希望も・・・
とにかく無い無いづくしの状態だった。
パチンコ屋を放心状態で出て四条河原町を夢遊病者のように徘徊した
寒かった、とっても、そして心の中も寒かった
そんな僕の状況とは正反対に
街は華やかなクリスマスのイルミネーションで彩られ
どこからかその頃、流行っていたモンタ&ブラザーズのダンシングオールナイトが流れてきた。
そして四条大橋から鴨川をぼんやりながめていたっけ
たぶん・・「俺の将来どうなるんじゃ・・」とか思っていたんだろうな
20歳のクリスマス、僕は彼女と銀座でデートをしていた
♪待ち合わせてぇ~♪歩く銀座ぁあ~♪
夢と希望に溢れていた
環境が180度違っていた
たった1年で
しかし・・・20歳からの思い出はあまり印象に残っていない
冬、寒くなると
大阪の三畳一間のボロアパートで膝を抱えて震えている僕が思いだされ
夏、暑くなると
梅田の立ち飲み屋でビールを飲んでいる20歳前の僕が浮かぶ
そしてクリスマスの思い出はやはり20歳前