今日は近くの中学校の入学式だった
真新しい学生服とセーラー服に身を包み彼らの新しい生活が始まった
卒業式はよく歌に唄われるが入学式の歌ってそんなに無いような・・・
1年生になったっらぁ~♪1年生になったっらぁ~♪
ともだち100人出来るかぁな~♪
全校生徒3人ぐらいの分校だったらムリやろな・・・
僕はおおぜいの中にいるより孤独が好きだった
いつも自分だけの世界を作っていた。
友達と遊ぶより野山や海で過ごす方が好きだった
町民総出で繰り広げられる運動会なんかも
山の上の木に登ってそっと木陰から見下ろすような少年だった
しかしそれが真の自分の性格かと言うと
そうでも無かったような気がする
内面に秘めた行動的な面もあったはずだ
今思えば
周りの環境が悪すぎた
閉鎖的な環境は精神を萎縮させる
それが証拠に環境が変わるたびに少しずつ軌道修正してきた
自分でも行動力はある方だと思う
しかし用として屈折した精神がその行動力の妨げになる
僕の精神が屈折したのはたぶんこの頃に作られたんじゃ無いだろうか
三つ子の魂なんとかと言うが
一度植えつけられたトラウマはなかなか消し去る事が出来ない
今、新たなスタートを切り無限の可能性を秘めた彼ら
これからいきいきと幹を伸ばし青い枝を広げる
社会はけっして新芽のまま萎縮させるような事があってはならない