HIROZOU

おっさんの夜明け

悲しい会話

2015-11-16 19:11:43 | Weblog

「お父ちゃんどうや、寒くないか?」

「寒うない、ぬくうにしちょる」

「一人で大変やない?」

「大丈夫や」

「・・・」

「実はもう商売も左前になりそうやし、なんやったら俺だけ田舎に帰ろうかと思ってるんやけど」

「こっちに帰って来て何をするんや、こっちには人がおらんぞ」

「いやケ○マネの仕事でもないかと思ってるんやけど」

「・・・」

「そっちにもうおれ、こっちはなんとかなる」

「おかあちゃんにもまめに会いにいかんと」

「ええ、ええ、そっちにおれ、こんな田舎に帰って来てもしょうが無いやろ」

「そうか・・・」

汽車を待つ君の横でぇ♪僕は時計を気にしてる~♪

季節外れの雪が降ってる~♪

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潮騒

2015-11-16 17:57:37 | メモリー

何だか何もかもが嫌になって来た

これってプチうつかな

日曜日に深酒すると月曜日、稀にこんな症状が出るんだよな

もう仕事もあかんし

田舎に帰って親の介護でもしようかな

さんざん迷惑だけかけて

弱って来たらおっぽり投げて

これじゃーかわそうだもんな

しかし

こっちの暮らし向きも考えないと

難儀やな


実家は遠浅の浜辺から歩いて1分

夜、布団にもぐりこんで瞼を閉じると子守歌のように潮騒が聞こえ

嵐の晩はグオーと地の底から唸るような海鳴りが聞こえた

海はこうして悠久の時を刻み

人は海に生まれやがて海に帰る

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