HIROZOU

おっさんの夜明け

戦争の真実

2017-10-13 11:35:03 | 

               

ここ1~2年の読書量は大変な数になっている

なんせ仕事中に読み放題だから

ここんところ小さい頃からのライフワークである‘戦記物,の本を図書館のネットリクエストで取り寄せている

この本は初めて読んだ

著者の軍隊生活を日記形式で女性のナンパ?記事などを含めて淡々とおもしろおかしく?綴られている

しかし内容自体は著者が戦争中に現実に体験した恐ろしい話が幾つも登場してくる

上官に命じられて現地人のおばあさんを刺殺する

現地の女性を子供の目の前で強姦する

同じ日本兵を手榴弾で殺害した後・・食べる

裏切りそうな仲間を殺害しようと日本刀で首を切りつけるが失敗して逃げられる

人肉食の話などは度々‘野火,などの戦記小説でも登場するが大体が抽象的か内容をはぐらかすかのような記載になっているが

この本はあけすけに?書かれている

戦友が人肉を食べるのをグロテスクにとらえて無くて

(おいしそうだからおれにもくれ!)と繫がる

現実問題、飢餓状態でいましも‘餓死,しそうな状況に追い込まれた場合綺麗ごとなんか言っていられない

戦争に綺麗ごとなんか無いんだ

作者は正直に自分の戦争体験を綴る事で読者に訴えようとしたんだと思う

これが現実の戦争で

映画の中で味方の玉が相手をなぎ倒して敵の玉は味方に当たらない

そんなもん本当の戦争じゃ無いんだと

コメント
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