蝮(斎藤道三)の孫(斎藤龍興)の話
美濃斎藤家の三代大名居城は稲葉山城14歳で家督を継ぐが放蕩に耽る
一時龍興の放蕩を諫めようとした竹中重治(半兵衛)らに稲葉山城を乗っ取られる
ここんとこの話はいろんな小説などに出てくるが
どうもあやしい
特に司馬遼太郎の功名が辻などにも出てくるけれど半兵衛が龍興を諫めんが為とか
好意的に書いているんだが
その頃の美濃国は小さな豪族や夜盗集団などが群雄闊歩していて
うかうかすると誰かに裏切られ寝首を搔かれる状況だった
そんな時に少数の仲間で稲葉山城を乗っ取った半兵衛は本当に城を龍興に返すつもりだったのか
この本にはそう言った好意的な史実に反して半兵衛が美濃国の支配が目的だったと書かれている
まあ本当はそう言った所だろう
大河ドラマに出てくる竹中半兵衛は役者さんも好人物が選ばれ綺麗事で演出されているが
この本の中では日頃から半兵衛に意地悪をする斎藤飛騨の守を半兵衛は残虐な方法で殺害している
結局半兵衛は人望や統率力が無くて稲葉山城の占拠を維持出来なかったんだ
秀吉の天下統一で軍師として重要な場面に登場する竹中半兵衛
後世に中国の諸葛孔明と並び称される軍師
それにしても半兵衛も半兵衛の子孫も結局は万石を超える大名には成れなかった
同時期の秀吉の枢要な家臣はほとんど大名に取り立てられている
だから秀吉軍団にとって半兵衛の働きやポジションはそれほど大きな物では無かったのでは
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