昨日は増上寺とは別にもう一つのお寺を訪ねました。
芝の大門近くにある安養院と言う小さなお寺です。
入るのを躊躇う程狭い墓地の片隅に崩れかけた墓石が4つ並んであります。
お参りする方もほとんどいないように見受けられます。
4つのお墓に刻まれている命日は皆同じ日付け明治3年1月
お墓に眠っている4人は若き土佐藩士でアメリカ留学まで決まっていたエリート侍達だ
しかし彼らは留学を前に酒に酔って騒ぎそれを注意した金沢藩士数名を死傷させ
その罪を負って藩邸で切腹を命じられた
まあ酒で大事な人生の道を外してしまう高知県人らしいと言えば、らしいんだけど
もう世はすでに明治に改元されてそれもアメリカ留学まで決まっていて
生きていればどんなに歴史に名を成したか分からないのに
大東京の墓地の片隅で眠る事になろうとは
お寺の隅っこに多くの土佐藩士らしい墓石が積み重なってありました
このお寺は何かしら土佐藩とは関係が深いお寺なんでしょう
切腹した4人の土佐藩士の話は高知でもほとんどの人が知らない話です
私も数年前まで知りませんでした
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