皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

第四回講座はまちづくり②

2018-06-14 20:20:17 | 生涯学習
行田市民大学二年生第四回講座は、まちづくりについて。講師はものつくり大学の田尻要先生です。6月に入り、キャンパスの紫陽花もたくさん咲いています。私は欠席しましたが、先月末には、友好都市福島県白河市に視察ツアーに行っていて、その土産話も聞かせてもらいました。

ものつくり大学では埼玉県都市整備部と連携して、上尾シラコバト団地のコミュニティ活性化事業を推進しています。これまで行政は、主にハード面での問題解決を図るだけだったところ、居住者間の共助による、ソフト面でのシステム構築を図っているそうです。要するに、お互い様の精神で結び付きが保てるかという問題です。他者に協力してほしいニーズと、他者に協力できるスキルを結ぶために、学生が仲介者として、入り込む仕組みを作っていたそうです。但し学生は年度毎に入れ替わりるため、いずれは居住者同士による、第三者を必要としない共助の仕組みに引き続いでいくそうです。
厚生労働省は地方福祉として、有償ボランティアを始め、共助システムを推進していく立場です。また学生は、自分たちの50年後の時代に今の社会福祉システムが継続しているとは思っていないそうで、残っていは昔ながらの向こう三軒両隣のいわばご近所による、助け合いの仕組みだそうです。
人口減と更なる高齢社会の問題が顕在化する前に、こうした共助システムに取り組もうと学生は動き出しているそうです。
都市部の団地やニュータウンと呼ばれた集合住宅での問題を取り上げていましたが、実際には、農村部でも同じ問題を抱えています。
自治会の役員のなりてがいない。地域の行事の参加者がなく、成立しないなど、共同体としての継続が難しく、頼るのは身内だけ。世帯間の繋がりが、希薄になっているようにおもいます。困ったことには遠慮せず声をあげ、助けを求めることも必要だと感じています。
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響けTrombone②

2018-06-10 22:52:44 | 日記
中学の部活がスタートして早くも2ヶ月。初めての演奏会がありました。場所は久喜市文化会館。一年生にとっては人前で披露する初めてのステージです。勿論仕事で見に行くことはできませんが、ビデオに撮ってきてもらいました。曲目はパイレーツオブカリビアン(他2曲)本人曰く、「Tromboneてこんなに響くんだ!」演奏している中で聞くと自分より回りの音か耳に入るようです。
まだまだ先輩のレベルに及びませんが、日に日に上達するのが実感出来るようです。
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三田ヶ谷 八幡神社

2018-06-10 22:05:58 | 神社と歴史
羽生市三田ヶ谷の地名は豊かな土地を称える「御田」とする説と、蓮台寺の鐘銘の写しに「正保二年阿弥開経堂」とあることから、阿弥陀如来を祀り地名としたとする二説があるそうだ。村の鎮守として崇められ、御祭神は誉田別命、気長足姫命。本殿裏には抹社として天神、鷲神社を祭る。広々とした境内地には杉の木が伸びていた。八坂神社の神輿も安置され、八雲神社の天王様の祭りにも出るようだ。今年の羽生夏祭り天王様は7月14日。入って間もないが、梅雨明けの羽生の夏が待ち遠しい。
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6月10日の校内放送

2018-06-09 21:27:34 | 記憶の片隅

 小学校六年生の頃、放送委員を務めていた。週に何回か校内放送で学校生活の注意事項などしゃべった記憶がある。優等生的なところがあって先生の覚えもよかったと思う。「6月10日は時の記念日です。皆さん時間を守って行動しましょう」のようなことを台本通りに話したと思う。もちろん時の記念日がどうしてその日なのか疑問に思うこともなく。
 戦前生活改善運動として、時間を守り欧米並みに生活の改善、合理化を図ろうと制定されたらしい。今や日本人の時間規律は厳しく正確だと知られている。列車の運行時刻がよい例で、わずかな遅れでも許されない風潮だ。
 由来は「日本書紀」天智天皇十四年(671)に記述に「漏刻ヲ新しき台に置く。始めて候時を打つ」とあるらしい。日本で初めて時計が打った日が6月10日であるとして記念日となった。漏刻とは水時計のことで昼夜を問わず、また天候に左右されず一日中時を知ることができたという。天智天皇は大化の改新で蘇我入鹿を討った中大兄皇子で、改新後永く摂政に留まり時を待って即位したという。
 時間だけは誰にも平等に与えられ、二度と戻すことはできないという。校内放送で話した日から三十年以上たち、過ごした時間の長さをしみじみと感じている。
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三県境と道の駅きたかわべ

2018-06-08 22:16:50 | 物と人の流れ
道の駅きたかわべは埼玉県北東端に位置し、佐野古河線沿線渡良瀬遊水地に面したスーパー堤防の上に建っている。見晴らしもよく駅内にはスポーツ遊学館などもあり、人気のスポットだ。夏至も近く日も一年で一番長いため、仕事の帰りに寄ってみた。残念ながら夕方5時で施設は閉館していたが、近くにある三県境まで歩くことができた。三つの都府県が一ヶ所で交わる地点は全国48ヵ所あるが、ほとんどは河川か山中にあり、歩いて着ける地点は、栃木県、群馬、埼玉のこの地点だけのようだ。道の駅を降りて約500メートル。案内板も設置してあった。革靴で小走りでむかうこと数分、なにやらパトカーが止まり、県境と思われる場所に人だかりができている。事件かと思いきや、明らかにドラマの撮影だ。三県境殺人事件のような感じだった。おかげで三県境の場所にまでたどり着けず、遠巻きに撮影の様子をみて道の駅まで戻ることにした。
加須市ホームページによれば、昨年四月に境の支柱を囲むように三県それぞれ砂利を敷き詰め人が歩けるよう整備しているようだ。
人が集まれば場所も整備され、さらに人も物も動き出す。県境などひとの都合で出来た産物だ。そこにもの珍しく集まるのは人の好奇心の賜物だ。
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