僕は大体、NC(数値制御の工作機械)工作機使いだった。
こんなもの、ソラで考えて図面も引かず、寸法ピッタシに仕上げる事ができる人間だった。
現在の許された機械はボール盤とグラインダーのみ。
カリカリとケガキ針、ポチンポチンとオートポンチ。なんだかむなしい。
穴一個一個にスイッチ切って、クランプし直して・・・
材料は6mm厚の亜鉛引き鋼板。
エンドミルで横引き、何てできないから、穴3つあけて、やすりで地道にスリスリ・・・
このときが一番むなしいときでした。
クリーンバーンは15mmピッチの穴径4mm。
さて、これが吹き出し口の背板です。これに・・・
こういうふうに接続。本当は噴出し口を止める部材があるのですが、それは使わず直接バッフル兼吹き出し口板をつけちゃう。
裏から見ると、手加工の割りにかなり良い線行ってました。
穴位置もバッチリ。ここまでマニュアルでうまく行くとは思わなんだ。
あとは、この6mmをどうやって曲げるかだ!!