オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
ラム
コロナのせいで遠方に行くにもはばかられる・・確かにそうですが
きちんと感染予防すれば国内ならどこでも同じではないかとも
思えます。私は軍艦が好きなので今回は舞鶴に行ってみることにしました。
マシンはOMヒトケタシリーズの中でもおそらく一番不人気の
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAMです。
兄貴分のOM-4と弟分のOM-40プログラムにはさまれ
なんとも中途半端な立ち位置で、もひとつ感がバツグンだったところに
さらにα7000のデビューでトドメをさされた薄幸なマシンです。
父親OM-2の評価が高すぎて、2代目の息子はすべてを比較され
まわりからバカにされるという、人間界でもあるあるのパターンですね(^^;)。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
装着レンズは50ー250mmF5です。
OMシリーズでももっとも後期に発売されたレンズで
5倍のズーム比を誇ります。
「旅行に行くならこれ一本でOK!」というわけですね。
カタログによれば「重量760g・全長140mmのコンパクト設計」
だそうです。OMレンズにしちゃかなりヘビーな気もしますが(^^;)。
舞鶴港で日本海に睨みをきかせる護衛艦群です。
使用フィルムがベルビア50ということもあり
日本海の青さがひきたちますね。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
ちなみに1985年時点での価格ですが
OM-4 109,000円
OM-2SPOT/PROGRAM 72,000円
NEW OM-2 78,000円
OM40PROGRAM 63,000円 です。
OM40PROGRAMのコスパが良すぎですね!!
カタログには先代のNEW OM-2も掲載されています。
おそらく在庫処分モードで実売はOM-2SPOT/PROGRAMより
安価だったのでしょうけど、併売期間があったのには驚きです。
軍港の横には明治時代からのレンガ造りの海軍倉庫が残っておりまして
映画のロケなどにも盛んに使われております。
木製の電柱もなかなかの雰囲気ですね~。
LEDに替えられた電球だけが令和を主張しております。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
50mmー250mmF5の価格は当時78,500円でした。
ズイコーレンズでも高価な部類ですね。ちなみに現在も人気の90mmF2マクロも
同じ78,500円でございました。
高倍率ズームにしては歪曲も気にならない程度に
押さえこまれてなかなかの描写ですね。
50mm域での撮影です。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
F8AE ベルビア50
平成17年まで福知山で入れ替えに従事していたという
DB-10型ディーゼルです。
昔の鉄モノの重厚感がすごいですね。
ここの赤レンガ倉庫群と舞鶴駅とは中舞鶴線という
短い線路でつながっていたそうで今では遊歩道になっています。
OM2のダイレクト測光はこういった暗いところでの
AE撮影には抜群の強さを発揮します(^^)。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
F5.6AE ベルビア50
先述の中舞鶴線の趣を残す北吸トンネルです。
昔はここをしゅっぽしゅっぽとSLが走っていたんですね。
今見ますと小さな小さなトンネルで、不思議な感じがいたします。
今回の撮影ではレンズが重たいのでずっと三脚をつけっぱなしでした。
フィルムもベルビア50という低感度ですから三脚は大活躍でした。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
失礼ながら神戸から訪れますと舞鶴の街は「なんにもない感」があるのですが・・
映画館はコロナにも負けずしっかりと営業しております。
一時期ほどの勢いはないにせよ「艦これ」など萌え要素もふんだんに
ございますし、もう少しオタクの人向けのアピールもなさるべきと
思われますが・・・
ちなみに一番人気の島風ちゃんも舞鶴海軍工廠出身でございますから(^^)。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
西港にまいりますと、海上保安庁の巡視船が停泊しています。
真っ白な船体がまぶしいですね。
おとなりの国のオフネがやんちゃばかりしてくるので
大変であろうかと思いますがどうか日本海の治安維持を
よろしくお願いいたします。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
三宮のミニ花壇にいらっしゃいますアマビエさんです。
日本人のコロナでの死者数が異様に少ないのは
やはりアマビエさんのおかげなのでしょうか?
山中教授のおっしゃる「ファクターX」
の正体はアマビエさん(^^)??
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
もはやすっかり神戸の顔となっておりますクローネさんです。
ハデハデなピンクの熊さんですがなんの違和感もないのがすごいですね。
道路越しの撮影ですが、250mmまでの望遠が可能というのは
やはりコンビニエンスです。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
木の枝から見下ろされていて、気付いたときには驚きました。
夕方でだいぶ日が落ちていたので不思議な雰囲気の描写になりました。
猫て気配を消すのはケンシロウなみです。
最後にOM-2 SPOT/PROGRAMを使うときのマメとしまして・・
この頃のAE機は電池の消耗が鬼早いということが良く言われます。
残念ながら本機も例外ではないようです。
対策といたしまして、一日の撮影が終了しましたら
シャッターダイヤルを機械シャッターのバルブの位置にセットしておく
というのが対策になろうかと。
OMシリーズは電源オフスイッチがありません。
タイマーでメーターの電源は自動的に落ちるはず・・
なのですが、シャッターにはどうも待機電流が流れているようです。
シャッターダイヤルのロックをはずさないと
バルブにはセットできないのですが
いちいちバッテリーを抜くよりよっぽど簡単なので
ユーザーの方は一度試してみてくださいね。
先代のNEW OM-2よりスペックはずいぶんと上がりましたのに
すっかり日陰ものの本機でありますが・・
使ってみればプログラム露出はラクチンです。
スポット測光も便利ですし、隠れ名機と言って良いかと。
ただファインダー左側の液晶表示が不完全な個体
が多いので、その点だけは注意してくださいね(^^;)。
ラム
コロナのせいで遠方に行くにもはばかられる・・確かにそうですが
きちんと感染予防すれば国内ならどこでも同じではないかとも
思えます。私は軍艦が好きなので今回は舞鶴に行ってみることにしました。
マシンはOMヒトケタシリーズの中でもおそらく一番不人気の
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAMです。
兄貴分のOM-4と弟分のOM-40プログラムにはさまれ
なんとも中途半端な立ち位置で、もひとつ感がバツグンだったところに
さらにα7000のデビューでトドメをさされた薄幸なマシンです。
父親OM-2の評価が高すぎて、2代目の息子はすべてを比較され
まわりからバカにされるという、人間界でもあるあるのパターンですね(^^;)。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
装着レンズは50ー250mmF5です。
OMシリーズでももっとも後期に発売されたレンズで
5倍のズーム比を誇ります。
「旅行に行くならこれ一本でOK!」というわけですね。
カタログによれば「重量760g・全長140mmのコンパクト設計」
だそうです。OMレンズにしちゃかなりヘビーな気もしますが(^^;)。
舞鶴港で日本海に睨みをきかせる護衛艦群です。
使用フィルムがベルビア50ということもあり
日本海の青さがひきたちますね。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
ちなみに1985年時点での価格ですが
OM-4 109,000円
OM-2SPOT/PROGRAM 72,000円
NEW OM-2 78,000円
OM40PROGRAM 63,000円 です。
OM40PROGRAMのコスパが良すぎですね!!
カタログには先代のNEW OM-2も掲載されています。
おそらく在庫処分モードで実売はOM-2SPOT/PROGRAMより
安価だったのでしょうけど、併売期間があったのには驚きです。
軍港の横には明治時代からのレンガ造りの海軍倉庫が残っておりまして
映画のロケなどにも盛んに使われております。
木製の電柱もなかなかの雰囲気ですね~。
LEDに替えられた電球だけが令和を主張しております。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
50mmー250mmF5の価格は当時78,500円でした。
ズイコーレンズでも高価な部類ですね。ちなみに現在も人気の90mmF2マクロも
同じ78,500円でございました。
高倍率ズームにしては歪曲も気にならない程度に
押さえこまれてなかなかの描写ですね。
50mm域での撮影です。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
F8AE ベルビア50
平成17年まで福知山で入れ替えに従事していたという
DB-10型ディーゼルです。
昔の鉄モノの重厚感がすごいですね。
ここの赤レンガ倉庫群と舞鶴駅とは中舞鶴線という
短い線路でつながっていたそうで今では遊歩道になっています。
OM2のダイレクト測光はこういった暗いところでの
AE撮影には抜群の強さを発揮します(^^)。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
F5.6AE ベルビア50
先述の中舞鶴線の趣を残す北吸トンネルです。
昔はここをしゅっぽしゅっぽとSLが走っていたんですね。
今見ますと小さな小さなトンネルで、不思議な感じがいたします。
今回の撮影ではレンズが重たいのでずっと三脚をつけっぱなしでした。
フィルムもベルビア50という低感度ですから三脚は大活躍でした。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
失礼ながら神戸から訪れますと舞鶴の街は「なんにもない感」があるのですが・・
映画館はコロナにも負けずしっかりと営業しております。
一時期ほどの勢いはないにせよ「艦これ」など萌え要素もふんだんに
ございますし、もう少しオタクの人向けのアピールもなさるべきと
思われますが・・・
ちなみに一番人気の島風ちゃんも舞鶴海軍工廠出身でございますから(^^)。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
西港にまいりますと、海上保安庁の巡視船が停泊しています。
真っ白な船体がまぶしいですね。
おとなりの国のオフネがやんちゃばかりしてくるので
大変であろうかと思いますがどうか日本海の治安維持を
よろしくお願いいたします。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
三宮のミニ花壇にいらっしゃいますアマビエさんです。
日本人のコロナでの死者数が異様に少ないのは
やはりアマビエさんのおかげなのでしょうか?
山中教授のおっしゃる「ファクターX」
の正体はアマビエさん(^^)??
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
もはやすっかり神戸の顔となっておりますクローネさんです。
ハデハデなピンクの熊さんですがなんの違和感もないのがすごいですね。
道路越しの撮影ですが、250mmまでの望遠が可能というのは
やはりコンビニエンスです。
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
プログラムAE ベルビア50
木の枝から見下ろされていて、気付いたときには驚きました。
夕方でだいぶ日が落ちていたので不思議な雰囲気の描写になりました。
猫て気配を消すのはケンシロウなみです。
最後にOM-2 SPOT/PROGRAMを使うときのマメとしまして・・
この頃のAE機は電池の消耗が鬼早いということが良く言われます。
残念ながら本機も例外ではないようです。
対策といたしまして、一日の撮影が終了しましたら
シャッターダイヤルを機械シャッターのバルブの位置にセットしておく
というのが対策になろうかと。
OMシリーズは電源オフスイッチがありません。
タイマーでメーターの電源は自動的に落ちるはず・・
なのですが、シャッターにはどうも待機電流が流れているようです。
シャッターダイヤルのロックをはずさないと
バルブにはセットできないのですが
いちいちバッテリーを抜くよりよっぽど簡単なので
ユーザーの方は一度試してみてくださいね。
先代のNEW OM-2よりスペックはずいぶんと上がりましたのに
すっかり日陰ものの本機でありますが・・
使ってみればプログラム露出はラクチンです。
スポット測光も便利ですし、隠れ名機と言って良いかと。
ただファインダー左側の液晶表示が不完全な個体
が多いので、その点だけは注意してくださいね(^^;)。
コメントありがとうございます。
私も数あるOMボディの中で一番流麗なデザインだと思います。発売期間が短かったのでユーザーが少ないのが不人気の理由でもありますよね。2-シリーズのスクリーンも入れられますし、なんだかんだ言ってもプログラムは便利ですしね。プログラムで使用するには40のほうがスペックが上になってしまいますけれども(^^)ゞ。私も65-200使ってましたがなんと防湿庫に入れていたのに曇ってしまい・・(TT)。この50-250も2枚目がちと怪しいのですが、前のほうなので影響はほとんどなかろうということで愛用しております。いつかのアサカメのインタビューで米谷さんが旅行に持参するレンズとして21F2と40とこの50-250の三本を持参するとコメントしていました。おそらく米谷さんが気合いで造らせたトリオレンズではないかと邪推しております。描写もズイコーズームなのにへちゃつぶれが少ないと思うのですが、いかがでしょう(^^)?
いえ,所有したことはありませんが,某施設の顕微鏡にセットされていたのです.ちょうど導入時期にOM2がディスコン,他の機種はというとOM二桁,30や40を付けるわけにもいかず,4はちょっとオーバーすぎ,ということで2SPに白羽の矢が立ったのでしょうが,なんとも違和感がありました.もちろんダイレクト測光AEは素晴らしい精度で,今まで苦心していたポジ撮影が押すだけのナンとも
味気ない,いや気楽な作業に進化したのを覚えています.もちろんプラマイブラケットはしていますが,補正ダイヤルの操作性が良いのは伝統であります.
ところで2SPのデザインはOMシリーズの中で最も優美ではないかと思っており,外せば持って帰れるなあと衝動を抑えるのに苦労しました(ww
50-250はそんなに後期だったか、結構早いうちからあったような錯覚をしていました.そういえば65-200は末期にも関わらず,曇り個体が多くいまだ入手していませんし,50-250はデカくて敬遠しているのもあるけど最近ほとんど見かけません...この巨体をつけて舞鶴行脚とは漢ですね.
オリンパスは他社と違うレンジのズームが結構多くて,独特の哲学があったのでしょうが受けは悪かったかも.