ゾナー50mmF1.5 ZM
私のお世話になっている中古カメラ屋さんは同世代でいく度にいろいろな話を聞かせてくれるのですが
先日は復刻版の話になりました。
「今ならまったくM3のファインダー積んだデジタル版とかどですか?」
「いやいや二眼のローライフレックスのデジタルパックでしょう。」
「私はコンタレックスのボディが欲しいですね。あのツァイスのレンズ使いたいて人も多いですから。」
「そうですね。コシナが前にレンジファインダーのR2ベースでコンタックスマウント出してましてたけど・・」
「ありましたねえ。一眼レフやからCT-1ベースで出してくれませんかねえ。」
「CT-1ベースてなんか微妙ですね。ちゃんと造ったらニコンSPみたいに70万円オーバーになりそう」
「70万円も出すならクルマのほうが良いなあ。あの箱スカを復活させてくれないかなあ。売れると思いますよ」
「70万円ならGTは無理ですねえ。1500ならなんとかなるかなあ?」
「1500でもしんどいでしょう。サニーのB110がせいいっぱいじゃないすか。」
「あはは。トヨタが対抗してKPスターレット出してくれたらまたはやるかもですよ。」
他愛もない話で盛り上がりましたが、あの天下のトヨタ様がスバルと一緒に名前だけとはいえ
ハチロク&BR-Zを復刻したのですからありえなくもないかもです。
およそ70年前のルードヴィッヒ・ベルテレ博士の「Sonner」を現代の技術でよみがえらせたというふれこみの
C SonnarT*1.5/50 ZMです。基本的にはツァイスイコンの標準レンズなのですがもちろんMマウントベッサシリーズ
やM型ライカにも装着できます。70年前の機械を復活!てスカイラインどころかダットサンなみですね(^^)。
ツァイスイコン ゾナー50mmF1.5 ZM 1/30 開放 プロビア400X
大口径がウリのゾナーさまですから夕暮れ時の神戸の街に出撃です。
元町まで行ってびっくり!なんと老舗の洋菓子屋さんケーヒニス・クローネがホテルになっていました!
神戸に観光→クローネのホテルに宿泊→お菓子を食べ放題(^^)という構図です。
二泊三日もすれば体重が5キロは増えてしまいそうですね。クローネはとてもとてもおいしいですし。
開放からピュアな描写でさすが「ホンマモンのゾナー」です。少しももへもふせずにアウトフォーカスも
優しいボケで50mmレンズとしては出色のボケ味ですね。私の大好きな光の丸め感もばっちりです。
久しぶりにプロビア400Xを使ったのですが、これだけいろいろな光源がまざっているのに
ほぼ見た目どおりの発色なのにはたまげました。これがベルビアなら紫やグリーンにころげまくるところです。
プロビア400Xは人工光源撮影では最強フィルムではないでしょうか(^^)。
ツァイスイコン ゾナー50mmF1.5 ZM 1/250 F8 プロビア400X
50mm標準レンズですから普通に絞った状態でももちろんバッチリです。
開けても絞ってもいい感じです。3色アイスみたいにどこから食べようかなやんでしまうような・・(^^)。
開放から使うには1/4000秒搭載のヘキサーRFなど欲しくなりますね。
このゾナー50mmF1.5 ZMは70年前のコンタックス用を復刻というのがコンセプトなのですが
70年前からゾナーの描写はすごかったというわけですから・・
ルードヴィッヒ・ベルテレ博士恐るべしです(^^:)。
ガウス型より段違いにコンパクトなのもありがたい。
描写は旧ゾナー1,5の延長上でさらに鮮鋭ですね。
限定Sマウントを持っていますが,使い勝手は高速が選べるMの方がいいかしら。
ZeissIkonはディスコンになっちゃって残念。ゆくゆくはデジ化されて出てくると思っていたけど。
ライカがMを出したから、もう参入出来るパイは無いと判断したのかしら。
ぼちぼちと欲しいZMレンズを押さえて行かないとディスコンになったら価格で苦労するかもしれない。悩ましいことです。
コメントありがとうございます。
実は新品で購入したZMのプラナーをドナドナして
入手した思い入れのあるレンズです。中古ですが(^^;)。
色がパンダなのはそのせいで・・。
Mマウントもおそらく在庫のみかと思われますけど
デスコンが発表になったとたんに元町さんや
ツカモトさんにぐわっと湧くような気がします。
ハイエナ買いでは生産継続には貢献できないのですがおっしゃるとおりなかなか通常売価では購入
できませんねえ(^^)ゞ。