オリンパスペンS 3cmF2.8 1/30 F4 プロビア100F
なかなか人生というものは思いどおりにいかないもので
「今年の春はペンにポジフィルムを入れて、道々に咲いているいろんな桜の木を一本ずつ撮って
72コマのさくらふぶきスリーブファイルを作ろう!」などとはりきって撮影を始めたのですが・・・
いや~桜という花はまったく花期が短いですね。
「あっ!咲いてる」と思ったらもう次の週には散り始めているありさまです。
その潔さ・はかなさこそ日本人に愛されてる理由なのでしょうが「一本ワンカット・できるだけ違う場所」
などとしょうもないこだわりをしているとたちまちのうちに桜の花は散ってしまいました(TT)。
おまけにフィルムを装填した時にカウンターをセットするのを忘れてしまい、いったいあと何枚撮影できるのか
まったくわからなくなってしまいました。自動復元のないプリミティブなペンのカウンターの欠点です。
そのうえ欲張って36枚撮りをいれてしまったので撮っても撮っても終わりません(^^;)。
気がつけば4月から撮り始めてもう6月・・ようやく最後まで撮影しきりました。
もう何を撮ったか完璧に忘れていました。
そのうちの一枚このが岡山駅で撮っていた500系「こだま」号です。
岡山旅行に行ったさいに新鋭「さくら」の待ち時間にヒマだったのでつい撮影したのを思いだしました。
ちょうど夕方の紫の光になってきた時間だったので青みのあるピカピカの車体になりました。
こういう光のまとめ方をしてくれるのでポジフィルムはやめられません(^^)。
かつては「世界最速」のレコードを持っていた500系ですがいまや各駅停車のこだまです。
生まれ故郷のJR西日本でしか運用されないのは実にもったいない気もしますが
加速性能が良いのは各駅停車ではかえって有利なのではないでしょうか?
運用面でいろいろと評判のよくなかったらしい500系ですが、このカッコよさはどうでしょう。
合理主義だけでは人生楽しくありません。フィルムカメラともども末長く愛されて欲しいですね。
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