コムラー400mm F6.3
あの「コムラーテレモア」で有名なコムラーの発売していた400mmF6.3です。
本来ならばブロニカ用なのですが、ローライ用のユニアダプターをつけることによって
わがローライでも使用できるというわけですね。
単焦点にせよズームレンズにせよコムラーのレンズは中古屋さんやハード○フのジャンク箱などでちょいちょいみかけますが
なにしろ「コムラー」ですから真面目に値付けされているものはほとんどありません。
「コムラー」なだけにカビが生えてもほったらかし・・というタマが普通だったのでしょう。打ち捨てられたような
かわいそうな状態のものばかりですが・・
この400mmはいまだに値打ちありの貴重品でちゃんとレンズらしい値段で購入しました(^^)。
ローライ用なので望遠レンズですとテレ・テッサーやゾナーといったところと張り合おうというレンズですが、そこは「コムラー」ですから
実にお手軽なお値段です。1970年のカメラ店広告をみますと、ゾナー250mmF5.6が260,000円という目の玉が
飛び出るようなお値段なのにブロニカ用400mmF6.3はヘリコイド付きで39,900円です。
あくまで純正品を買えない、いささか可処分所得の不自由な方向け・・だったかもしれないコムラーではありますが
ローライフレックス用なんてのはともかく、たくさんの人たちに望遠レンズの世界を見せてくれたというのは
「足りるを知る」という人には素敵なことだったにちがいありません。
レンズ構成は4群4枚の単純なものらしいので、みかけよりもずっと軽量です。鏡筒は2分割することができるので持ち運びは楽そうに見えます。
が、400ミリですよ、400ミリ。35mm換算だと220mmぐらいの画角なのですが、ヘビーなローライでブラさずに使おうとすれば
さらにヘビーな三脚が必須になります。最近ただでさえ筋力が落ちてきてヒィヒィ言うことが多いのにかなりきつい撮影行になりそうです。
ブランド力という観点からみれば「しょせんコムラー」ですが写りは「コムラーやけどすごいぞ!!」というのを
期待です。というかそんな写りだと良いのですが・・。コーティングはショボそうなのでコンタックスの
メタルフードをつけて・・。ああっまた重くなってしまう(^^;)。
ローライフレックスSL66 コムラー400mmF6.3 1/60 F8 ベルビア50
気合いをいれて男らしく「コムラー」1本だけを持って撮影に出発です。決して他のツァイスレンズと
同じフィルムで撮影したら劇的に描写に優劣がついてしまって、ぶん投げたくなったら困る・・からではありませんよ(^^)。
斜光線での桜が欲しくて夕方の光をねらってみました。ま逆光にならないよう注意しながらの撮影となりましたが
「コムラー大健闘!」ではないでしょうか?400mmの焦点距離になれてないせいもあり、撮影ポジションに
移動するのに時間がかかってやっぱりヒィヒィ言ってしまいましたが・・。
菜の花の前ボケがちょっとぐりぐりっぽいですが、予想以上に使えるレンズで嬉しい限りです。
1980年に円高のショックと労働争議で倒産してしまったという噂のコムラーですが、たとえ性能はそこそこでも
若者や初心者の人達に夢を与え続けた業績は評価されるべきだと思うのです。
でもどこかのメーカーが「コムラー」ブランドをつけて再販したとしても売れそうにないですけどね(^^;)。
あの「コムラーテレモア」で有名なコムラーの発売していた400mmF6.3です。
本来ならばブロニカ用なのですが、ローライ用のユニアダプターをつけることによって
わがローライでも使用できるというわけですね。
単焦点にせよズームレンズにせよコムラーのレンズは中古屋さんやハード○フのジャンク箱などでちょいちょいみかけますが
なにしろ「コムラー」ですから真面目に値付けされているものはほとんどありません。
「コムラー」なだけにカビが生えてもほったらかし・・というタマが普通だったのでしょう。打ち捨てられたような
かわいそうな状態のものばかりですが・・
この400mmはいまだに値打ちありの貴重品でちゃんとレンズらしい値段で購入しました(^^)。
ローライ用なので望遠レンズですとテレ・テッサーやゾナーといったところと張り合おうというレンズですが、そこは「コムラー」ですから
実にお手軽なお値段です。1970年のカメラ店広告をみますと、ゾナー250mmF5.6が260,000円という目の玉が
飛び出るようなお値段なのにブロニカ用400mmF6.3はヘリコイド付きで39,900円です。
あくまで純正品を買えない、いささか可処分所得の不自由な方向け・・だったかもしれないコムラーではありますが
ローライフレックス用なんてのはともかく、たくさんの人たちに望遠レンズの世界を見せてくれたというのは
「足りるを知る」という人には素敵なことだったにちがいありません。
レンズ構成は4群4枚の単純なものらしいので、みかけよりもずっと軽量です。鏡筒は2分割することができるので持ち運びは楽そうに見えます。
が、400ミリですよ、400ミリ。35mm換算だと220mmぐらいの画角なのですが、ヘビーなローライでブラさずに使おうとすれば
さらにヘビーな三脚が必須になります。最近ただでさえ筋力が落ちてきてヒィヒィ言うことが多いのにかなりきつい撮影行になりそうです。
ブランド力という観点からみれば「しょせんコムラー」ですが写りは「コムラーやけどすごいぞ!!」というのを
期待です。というかそんな写りだと良いのですが・・。コーティングはショボそうなのでコンタックスの
メタルフードをつけて・・。ああっまた重くなってしまう(^^;)。
ローライフレックスSL66 コムラー400mmF6.3 1/60 F8 ベルビア50
気合いをいれて男らしく「コムラー」1本だけを持って撮影に出発です。決して他のツァイスレンズと
同じフィルムで撮影したら劇的に描写に優劣がついてしまって、ぶん投げたくなったら困る・・からではありませんよ(^^)。
斜光線での桜が欲しくて夕方の光をねらってみました。ま逆光にならないよう注意しながらの撮影となりましたが
「コムラー大健闘!」ではないでしょうか?400mmの焦点距離になれてないせいもあり、撮影ポジションに
移動するのに時間がかかってやっぱりヒィヒィ言ってしまいましたが・・。
菜の花の前ボケがちょっとぐりぐりっぽいですが、予想以上に使えるレンズで嬉しい限りです。
1980年に円高のショックと労働争議で倒産してしまったという噂のコムラーですが、たとえ性能はそこそこでも
若者や初心者の人達に夢を与え続けた業績は評価されるべきだと思うのです。
でもどこかのメーカーが「コムラー」ブランドをつけて再販したとしても売れそうにないですけどね(^^;)。
コメントありがとうございます。
400mmはなかなかよく写るうえに軽量なので
おおいに気にいっております。
クラシックレンズは望遠より広角が人気ですが、
自分は視界が狭いので望遠レンズがフィーリングに合うことも多いです。むちゃくちゃ安いものも
多いですし(^^)。
lensmaniaさまの各所のサイトでの豊富なご経験と知識には驚くばかりです。これからもご教授よろしくお願いいたします。
私も2000年頃松屋クラカメショーでSL66用を購入しました.
買うまで知りませんでしたが,SL66ユニアダプターってヘリコイドなしの単なる筒なんですね.全然寄れないじゃん!
69年,71年辺りの毎日白書では,ブロニカ用400/6.3は大変高評価です.フォーカシングユニット用ニッコール400/4.5に肉薄する高画質.
コムラー300や500はやや低評価.
なので期待して実写したら,まあそこまで高画質とはいえないけれど,軽くて小さいし,Sonnar250x2テレコンより明るいし,気に入りました.
300のレンズヘッドだけ売ってたので,アダプタ持参したら合わない!違うシステムもあったんだ...