ミノルタAF100mmF2
私が多数持っているカメラのうちでも,珍しく新品で購入したα9です。
当時カメラ屋の店員だった時にミノルタから販促の一環として提案されたもので
「特別価格でご提供いたしますから、α9の良さを実体験していただいて
じゃんじゃんばりばりお売りくださいね!」というわけです。
α9デビュー時にそのファインダーの美しさにほれ込んでいた私は
即座にオーダーしました。ボディの裏面には名前まで彫り込んいただけるという
サービスぶりでした。今から考えると飽きたときに転売されないようにということ
だったのかな(^^;)?
ミノルタα9 AF100mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50
100mmフェチの私がずっとあこがれていたαレンズの中でも1,2を争う人気玉100mmF2です。
いつものように巡回していた中古カメラ屋さんに厳かに鎮座されておりました。
「こ、この100mm見せてくださいっ!」
「はいはい。なんかボディにおつけしましょうか?」
「お願いしますっ」
店員さんが出してきてくれたのは最近のソニーデジタルです。
ファインダーごしに見ますと、噂にたがわず見事なボケ味です。
ただ、なんかファインダーに色がついてるような感じですっきりしません。
「すいません~。そこのα9につけてもらって良いですか?」
「はい?こちらはフィルムですけど良いのですか?」
「もちろん!」
そこで中古棚のα9に装着してもらったところ・・・
まさしく眼が踊りだすというような明るさと見事な見え味です。
さっきまでのSONYたんとは文字どおりの月とスッポン感でした。
このレンズを自分のα9に着けられれば・・・そう想像しただけで
エクスタシーを感じてしまい、とうとう購入してしまいました(^^)ゞ。
今年で阪神淡路大震災からはや20年がたちました。復興を願い建造された長田の鉄人28号です。
完成2009年から6年目ということで、塗装もしっとりと落ち着いた感じになりました。
冬の晴天の光のなか、雄々しくポーズをきめてくれています。硬質な鉄の質感表現と
エッジの丸め感が素晴らしいですね。
ミノルタα9 AF100mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50
大阪の初もうでの準備に忙しそうな「いくたまさん」です。きゅきゅっとママに遠近感を縮めて
街撮りスナップには最強です。
大阪の人は不思議と何でも「さん」をつけますね。「おかゆさん」とか「おいもさん」とか(^^)。
人情たっぷりの良い雰囲気の生國魂神社です。
ミノルタα9 AF100mmF2 開放 AE ベルビア50
開放での描写も素晴らしいです。サンタのコスプレをした羊さんの石の質感と
帽子のふわふわ感に加えて背景の見事にとろけたボケ味が嬉しいですね(^^)。
これだけの素的なレンズでも現役時代には一本も販売したことがないという凄まじい
不人気ぶりでした。135mmF2.8は何本か売れたことがあったのですが・・・。
単焦点レンズは時代を超えて高性能であり続けますので、ぜひとも現役のうちに
安く収集せねば・・・などとまたまた暗黒面にどっぷりつかりそうな今日この頃です(^^;)。
私も入手出来たのは非常に幸運でした.
デジタルカメラが出来る前でαマウントが最も不人気なとき,ふと手放そうと決心された前オーナー様に感謝します.
このスペックのレンズは他社でも出来が良い事が多く,優劣を断じる事は出来ませんが,紛れも無く最高レベルの性能を持っていますね.
ついに初期型から外装が改良されずに終わりましたけれど,インナーフォーカスで軽量化した135/2.8が性能に一抹の不安を抱く出来なのに対し,この100はGを凌ぐ高性能レンズ.
100/2.8ソフトの目盛0は100/2並のシャープネスで代替機だという話も伺いますが,私が試した100ソフトは2本とも100/2には及びませんでした(悪くはありませんが)
鉄人にみるなんと凄い切れ,背景のなんと柔らかなボケ,高次元です.
ズイコー100/2と比べた事がありませんが勝るとも劣らないのではないでしょうか.
コメントありがとうございます。
小生の100mmも実はフードにヒビが入ったりしていますが、実用には支障がないので購入に踏み切ったしだいです(^^)。
現役当時まったく人気がなかったのが不思議なほどの素晴らしい描写です。マクロ100も良いレンズでキャラがかぶったのは不幸でしたね。個人的には圧倒的にこちらのF2のほうが使いよいですが。身内のライバルたる85mmF1.4はポートレイト専用になってしまう感が高いですから。
ズイコーと比較しますと、レンズ単体での比較ですと甲乙つけがたいのですが、α9にMスクリーン装着とのセットで鑑みますとαに軍配が上がると思います(^^)。