ニコンF5 Ai300mmF4.5S
私には珍しくオートフォーカスの一眼レフのF5です。
現在中古カメラ市場ではニコンの歴代ヒトケタ一眼レフの中でももっとも不遇をかこっっているのではないでしょうか?
私がカメラ屋さんをしていたときもF4はじゃんじゃん売れていたのにF5になるといきなり失速したのが思い出されます。
値段が高価になったことに加え(F4S→¥239,000 F5→325,000)
一番のお得意さんである筈の報道カメラマンはデジタルに一気に流れて始めていました。
アマチュアユーザーにとってみれば前モデルのF4がジウジアーロのイタルデザインでグラマスでセクシーな感じだったのに
F5になると急に学生服みたいなまじめなスタイルになってマスが大きく見えるのも一因だったのでしょう。
実際の操作感はともかく「大きくて重そうに見える」というのは普通のお客さんに対しては全くの鬼門なのです(^^;)。
結局商品性を保ち続けるにはスペックを超えたところにあるフィーリングや操作性・デザインになるわけですが、
そうなるとF4を超え、ライバルにも負けないようにプロ用としての機能を純粋に高めたことが逆に
ユーザーフレンドリーでない(使っててなんかひっかかる→楽しくない)という事態になってしまうのです。
ロックボタンで保護されている電源ボタンや裏蓋開閉のノブは不注意で誤作動させないための配慮であり、
秒7.4コマの連射スピードは一瞬のシャッターチャンスを逃さないための次のシャッターのチャージのためであり、
グリップと底面にわけていたバッテリーホルダーを下に集中させたのは、高速モーターで消耗するバッテリー交換を
迅速・確実にするためのもの。なんかタッチの鈍いスイッチ類は小雨ぐらいものともしない防水性を確保するための
シーリングが入っているから。
『F5は写真界の戦闘機なのです。F5のFはFhotoのFではなくFighterのFです!』
という主張が聞こえてきます。
ところがいくらF5が声高にハイスペックを叫んでも、私のように中古カメラで遊ぶ人種から見ればうるさいものばかりです・・。
ライカのフィルムの入れにくさを「お作法」や「儀式」と言って喜ぶというマゾヒズム超文化とは全く逆の感性です。
なによりガタイが大きいのでただでさえ狭くなった防湿庫を圧迫するのはコレクターとしても非常に由々しき事態ですね。
そうやって継子扱いのF5があまりに安く中古カメラ屋さんでたくさん出ているので
不憫になって一台ひきとってしまいました(^^)ゞ。
防湿庫の容量に対しては非常に厳しいのですがスペックや定価を考えるとお財布にはとっても優しい値段でした♪。
ニコンF5 AiED300mmF4.5S F5.6AE プロビア100F
これまた不遇レンズのAiED300mmと組み合わせで春の陽気に誘われて鯉を撮影してみました。
135~300mmぐらいの望遠単焦点レンズはズームに押されてか人気がなくめちゃめちゃお買い得です。
この300mmはF4.5で明るさに無理をしてないぶん小型で防湿庫にもなんとか入りました(^^)¥。
EDレンズの採用と相まって開放からぴしっとシャープな描写です。
また小さいながら取り外し可能な三脚座がついているところやインナーフォーカスで
最短撮影距離が2.5mと寄れるところも魅力です。
F5との組み合わせではAiマニュアルのレンズなので分割測光には対応していませんがもともとAE精度が
すさまじいので別に不自由ではありません。ファインダーの上に光学読み取りで表示されるレンズF値も嬉しいですね。
ファインダー倍率が0.75倍とずいぶんと小さいので最初は心配したのですがピントの切れが非常に良くてむしろ
長いことファインダーを覗いてみていても疲労が少ないのには感心しました。
視野率100%のファインダーといい、さすがはプロ用の面目躍如といったところです。
この鯉は加古川の脇を流れる用水路で撮影しました。五月は鯉の恋の季節だそうで、あちこちでこのような
文字通り鯉の濡れ場が見れてしまいます(*^^*)。
鯉という魚は日本では鯉のぼりや錦鯉のイメージで非常に親しまれていますが雑食なうえに汚い水でも
たくましく増えるので在来の魚や水草をむしゃむしゃと食べつくしてしまい、北米などでは琵琶湖のブラックバス
なみに嫌われているそうです。そんなら獲ってたべたらええやんと思いますがアメリカ人は鯉こくしないでしょうね。
使ってみてわかったのですがF5はすさまじいパワーと切れ味を持った究極のフィルムカメラです。
二度と現れることのない20世紀のロストテクノロジーといったところでしょうか。
幸い絞りリングのないGレンズや手振れ補正VRレンズにも対応しているのでもう一度見直されてほしいですね。
私には珍しくオートフォーカスの一眼レフのF5です。
現在中古カメラ市場ではニコンの歴代ヒトケタ一眼レフの中でももっとも不遇をかこっっているのではないでしょうか?
私がカメラ屋さんをしていたときもF4はじゃんじゃん売れていたのにF5になるといきなり失速したのが思い出されます。
値段が高価になったことに加え(F4S→¥239,000 F5→325,000)
一番のお得意さんである筈の報道カメラマンはデジタルに一気に流れて始めていました。
アマチュアユーザーにとってみれば前モデルのF4がジウジアーロのイタルデザインでグラマスでセクシーな感じだったのに
F5になると急に学生服みたいなまじめなスタイルになってマスが大きく見えるのも一因だったのでしょう。
実際の操作感はともかく「大きくて重そうに見える」というのは普通のお客さんに対しては全くの鬼門なのです(^^;)。
結局商品性を保ち続けるにはスペックを超えたところにあるフィーリングや操作性・デザインになるわけですが、
そうなるとF4を超え、ライバルにも負けないようにプロ用としての機能を純粋に高めたことが逆に
ユーザーフレンドリーでない(使っててなんかひっかかる→楽しくない)という事態になってしまうのです。
ロックボタンで保護されている電源ボタンや裏蓋開閉のノブは不注意で誤作動させないための配慮であり、
秒7.4コマの連射スピードは一瞬のシャッターチャンスを逃さないための次のシャッターのチャージのためであり、
グリップと底面にわけていたバッテリーホルダーを下に集中させたのは、高速モーターで消耗するバッテリー交換を
迅速・確実にするためのもの。なんかタッチの鈍いスイッチ類は小雨ぐらいものともしない防水性を確保するための
シーリングが入っているから。
『F5は写真界の戦闘機なのです。F5のFはFhotoのFではなくFighterのFです!』
という主張が聞こえてきます。
ところがいくらF5が声高にハイスペックを叫んでも、私のように中古カメラで遊ぶ人種から見ればうるさいものばかりです・・。
ライカのフィルムの入れにくさを「お作法」や「儀式」と言って喜ぶというマゾヒズム超文化とは全く逆の感性です。
なによりガタイが大きいのでただでさえ狭くなった防湿庫を圧迫するのはコレクターとしても非常に由々しき事態ですね。
そうやって継子扱いのF5があまりに安く中古カメラ屋さんでたくさん出ているので
不憫になって一台ひきとってしまいました(^^)ゞ。
防湿庫の容量に対しては非常に厳しいのですがスペックや定価を考えるとお財布にはとっても優しい値段でした♪。
ニコンF5 AiED300mmF4.5S F5.6AE プロビア100F
これまた不遇レンズのAiED300mmと組み合わせで春の陽気に誘われて鯉を撮影してみました。
135~300mmぐらいの望遠単焦点レンズはズームに押されてか人気がなくめちゃめちゃお買い得です。
この300mmはF4.5で明るさに無理をしてないぶん小型で防湿庫にもなんとか入りました(^^)¥。
EDレンズの採用と相まって開放からぴしっとシャープな描写です。
また小さいながら取り外し可能な三脚座がついているところやインナーフォーカスで
最短撮影距離が2.5mと寄れるところも魅力です。
F5との組み合わせではAiマニュアルのレンズなので分割測光には対応していませんがもともとAE精度が
すさまじいので別に不自由ではありません。ファインダーの上に光学読み取りで表示されるレンズF値も嬉しいですね。
ファインダー倍率が0.75倍とずいぶんと小さいので最初は心配したのですがピントの切れが非常に良くてむしろ
長いことファインダーを覗いてみていても疲労が少ないのには感心しました。
視野率100%のファインダーといい、さすがはプロ用の面目躍如といったところです。
この鯉は加古川の脇を流れる用水路で撮影しました。五月は鯉の恋の季節だそうで、あちこちでこのような
文字通り鯉の濡れ場が見れてしまいます(*^^*)。
鯉という魚は日本では鯉のぼりや錦鯉のイメージで非常に親しまれていますが雑食なうえに汚い水でも
たくましく増えるので在来の魚や水草をむしゃむしゃと食べつくしてしまい、北米などでは琵琶湖のブラックバス
なみに嫌われているそうです。そんなら獲ってたべたらええやんと思いますがアメリカ人は鯉こくしないでしょうね。
使ってみてわかったのですがF5はすさまじいパワーと切れ味を持った究極のフィルムカメラです。
二度と現れることのない20世紀のロストテクノロジーといったところでしょうか。
幸い絞りリングのないGレンズや手振れ補正VRレンズにも対応しているのでもう一度見直されてほしいですね。
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