ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5
「最終モデル」それは哀しくもココロふるえる言葉です。
今まで脈々と受け継がれてきた先代からの熱き想いや理想形。
それがとうとう打ち止めになるのです。
時代の移り変わりとともにカメラをめぐる環境も変化しますから
やむを得ないといえばそれまでです。
が、現在では決して再現できないクオリティとフィーリング。
そのような、ある意味文化遺産的マシンが
奇跡の新品同様の状態で出品されていれば手に入れないわけにはまいりません(^^)。
ミノルタフィルム一眼レフの最終進化形ともいえるα7です。
発売は2000年ですからすでに20年近くむかしのカメラです。
α7は経年変化で外装ゴムが加水分解で溶けてベトベト・・・というのが多いのですが
この機体にはまったくその傾向がありませんでした(^0^)。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プログラムフラッシュ5400HS ソフトライティングセットⅡ
プロビア100F
今回は非常に美しい手の知人に手モデルをお願いしました。
写真撮影の鉄則であります
「美しい写真を撮るには美しいものを撮ればよい」
が実践できて望外の喜びでございます(^0^)。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プログラムフラッシュ5400HS ソフトライティングセットⅡ
プロビア100F
装着のレンズはAFマクロ50mmF3.5です。
同門に等倍撮影のできる50mmF2.8Dがあります。
お値段は2001年時点で50mmF2.8Dが59,000円
50mmF3.5が30,000円です。
マクロレンズですから少しでも明るいほうが良いのはもちろんですが
あまりの値段差の違いに迷うことなくF3.5にしてしまいました(^^)。
ちなみに重量は50mmF2.8Dが295g
50mmF3.5が240gです。
この大きさで50gの差は大きいですね。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プログラムフラッシュ5400HS ソフトライティングセットⅡ
プロビア100F
せっかくのマクロレンズですから普段撮らないスイーツを撮影してみました。
デジカメやスマホなら感度を上げて手持ちで・・といったところですが
50mmという焦点距離ではありますし、被写界深度も欲しかったので
フラッシュをたいてみました。
ソフトライティングセットⅡはブラケットと拡散板がセットになってまして
別売りのオフカメラケーブルOC-1100を使用して
フラッシュをカメラから離して使用します。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プログラムフラッシュ5400HS ソフトライティングセットⅡ
プロビア100F
ケーキ屋さんの店内で自然光も若干ありましたが
影響なくフラッシュだけの光の感じです。
でもソフトライティング効果は簡単な反射板だけのわりには
けっこう健闘してくれてますね。
ちなみに撮影のために各々のスイーツを手に持ってもらっただけで
彼女が全部を食べたわけではございません(^^;)。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プロビア100F
「新しく買ったカメラを持って旅に出る」
それはまさに至福のときでございます。
(実はα7を入手してから一年ちかく経過しているのですが(^^;))。
およそ10年ぶりぐらいに
広島にまいりました。駅前がすっかりリニューアルされていて
オドロキです。
ちょうど通勤&通学の時間にあたっておりまして大変な混雑です。
広島の誇る路面電車がひっきりなしに発着しております。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プロビア100F
今回は4月にリニューアルオープンされた原爆資料館に行ってみようとまいりました。
それまで道すがら歩きながら路面電車を撮影しようというのが狙いなのです。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プロビア100F
当日は9月とはいえ残暑が凄まじく歩いていると汗が止まりません(^^;)。
これはもと京都市電だった車両ですね。
「金閣」のヘッドマークが「京都どすえ」とのたまわっておられます。
後付けのドカンと大きいクーラーが涼し気でうらやましい・・・。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プロビア100F
広島ですからラッピングはJリーグサッカーのサンフレッチェ号です。
超近代的な5連車両です。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プロビア100F
京橋川ぞいから稲荷大橋を望みます。
路面電車が走っていればどこを撮っても絵になりますね。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プロビア100F
こちらはもと西鉄の車両だそうです。
広告が全くなくて新鮮ですね。旅行者としましては
地元企業の広告がコテコテについてるほうが萌えなのですが(^^)ゞ。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 F8 AE プロビア100F
歩道橋の上からすれ違う電車を狙います。
もっともごんごんといくらでも走ってくるので
別に狙わなくても撮れてしまいますが(^^)。
ミノルタα7 AFマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F
汗をかきかきやっとこさ原爆ドームまでまいりました。
いささか脱水症状気味なのでここはスポーツドリンクといきたいところですが
カープの缶コーヒーがあったのでついついこちらを購入してしまいました(^^;)。
コーヒーを飲んでほうっとしていますと・・
川辺で謎の動画撮影をされている方がいらっしゃいます。
よりによって星条旗を大きくかかげ、その前で竪琴をひいております。
いったい何のパフォーマンスでしょうか?
目的を尋ねる勇気もなかったのですが、これだけ堂々としてらっしゃいますから
意思をくんで掲載させていただきました。
原爆資料館はアジアよりヨーロッパ系の外国の方が多かったのが
印象的でした。
ミノルタ渾身の作だったα7は、カメラグランプリをはじめ
さまざまの賞を受賞しております。
トップの写真を見ていただければわかるとおり
本体だけなら下位機種のスイートなみの小型プロポーションです。
ご覧のように縦位置コントロールグリップVC-7を装着すれば
盤石のホールド感となります。(それでもたいして大きくありません)
今回は単三電池で持ち歩きましたがホールディングが良いので
全く疲れを感じませんでした。
上位機種のα9と比較しましても身もココロも軽く撮影できます。
日付もはっきりくっきり入れられますし
外装ゴムの経年変化がなければぜひとも
使ってみていただきたいマシンであります。
ミノルタレンズの持つ高い質感と発色の美しさを
もっとも高い領域で発揮させるボディであることは
間違いございません(^^)。
αは中古で集めてしまった7700や8700,507もありますが,真剣に使うことを考えて購入したのは9xiと7でした.
9xiのスペックは最上ですが,AF性能は段違いに807に劣後しますし,さらに7のスムーズさは感激ものでした.
勿論現代の機材とは較べようもありませんが,7のレベルなら必要十分と思います.
露出についても,普段使うマニュアル機とは異次元の精度で,ポジに相応しい.
一方50mmf3.5ですが,ダブルフローティングの50mmf2.8とは打って変わって単純繰り出しの1/2倍機,本来はα303クラスのママがケーキをチョイ撮りするクラス設定だと思いますが,もしかすると等倍を超える倍率は高級版の2.8より適しているかもしれないと入手しました.
さしもの50/2.8も,等倍を超えると中間リングやベローズに頼らざるを得ないのですが,フローティングしてると逆に収差が増えちゃうんじゃないかと.
極端な繰り出しでは素直なガウスの3.5のほうが向いていると確信し,気分は佐々木昆でぐりぐり繰り出してみました.
3.5単体では1/2倍なので,等倍はケンコーのユニプラスチューブ25組です.さすがに50/2.8,等倍画質は3.5を凌ぎます.二倍はどっちもノボフレックスのベローズ頼り,うーん同レベルですね.2.8は等倍まで鏡胴を伸ばしてから2倍域まで延長するのですが,2.8良くできている.3.5のほうが優れているとは言い切れませんでした.
それ以上の拡大は,x1-x3ズームのほうが圧倒的に便利かつ高画質で,αのベローズってちょっと使い道に窮するかもと思ったテストでした.
3.5は大事に持っていて,507とか,荷物を軽くしたいけど近くを撮ることもあるかも,という時に入れて行きます.
コメントありがとうございます。いつもながらの深遠なご考察にほれぼれいたします。α7はグリップのベトつきがないレアな個体の誘惑に負けて購入いたしました(^^)。
最近のデジイチでもグリップベトベトマシンは存在しますよね。メーカーもそろそろ諦めて使用をやめてほしいところですが・・まあ、コストとの兼ね合いがあるのでしょうけど。
マクロ50F3.5はあまりの安さにポチりました。普通の50mmなみの軽量なところが嬉しく。MD時代からミノルタのマクロは好印象でした。フラッシュをたいてもカリカリしないのはさすがな印象です。マクロレンズのスペックとしましてはヌルイのかもですけれど気に入っています(^^)。