ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4
2020年最初のお題はミノルタでまいります。
最近銀塩フィルムが若者の間で人気・・といわれて久しいです。
フィルムカメラジジィの私としましては嬉しい限りですね(^^)。
ところがわれわれジジィの現役時代にはステータスだった
大きな一眼レフはあまり人気がないようなのです。
ましてやこのSR505のようなフルメカニカル機ともなりますと
レンズプロテクターなみの値段で手にはいります。
ここはひとつメカニカル一眼レフの復権を画策せねばなりません。
ジジィの道楽かエモイマシンと言われるかの瀬戸際ですからね(^^;)。
ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F4 ベルビア50
SR505はミノルタSRシリーズ最終機です。
発売は1975年8月です。ベストセラーとなった
SR-T101→SR-Tスーパー→SR505の流れです。
改良点としましては、主にファインダーです。
絞り値、シャッタースピード、追針式露出計などがすべて
ファインダーで確認できるようになったことと
スクリーンがマイクロスプリットマットになったことです。
当時の値段はボディが49,000円、ブラックは4,000円高だったそうです。
私もきれいな塗装のブラックをゲトできました。
ミノルタのブラックは質がよいのかハゲチョロケのはあんまりないですね。
ヘビーに使うユーザーが少ないというのが理由かもしれませんが(^^)。
ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F4 ベルビア50
お供レンズはオートロッコールPF58mmF1.4です。
ジャンクで購入した別のボディについてまいりました。
オートといいながら自動絞りなだけで露出計にも連動しない
プリミティヴなやつです。せっかくの追針式露出計も
意味ナシであります(^^;)。
開放1.4という素晴らしいスペックですが
昔レンズなので1.4開放時はほえほえで
ミノルタの明るいスクリーンとあいまって
ピント合わせはけっこう苦労です。
ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F4 ベルビア50
昔の大口径レンズらしく開放ではほえほえですが
少し絞るだけで一気にエッジが立ってまいります。
レンズマニアの方には人気のあるタイプですね。
ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/60 開放 ベルビア50
本体のほうはミノルタらしい優しいフィーリングで
ニコマートやペンタックスSPのような固いイメージは
ありません。ロッコールはレンズの描写も優しいですから
ピッタリですね。
ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/1000 開放 ベルビア50
廃車を間近にリバイバル塗装された山陽電車を撮ってみました。
1/1000秒が使いたくて開放での撮影です。
収差が残りまくりですね。いっときはやりました
ジオラマ風写真みたくなりました。
ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/30 開放 ベルビア50
今年の紅葉は時期が遅かったのと、適度な雨で
お湿りもあったからでしょうか、非常に美しいです。
ベルビア50での撮影ですとご覧のように凄まじい発色となります。
リアルカラーとはずいぶんとかけ離れておりますが
きれいですから良しとしましょう(^^;)。
ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/30 開放 ベルビア50
いつも元気な明石魚の棚です。
ただ瀬戸内は水質が綺麗になりすぎて文字どおり
「水清ければ魚棲まず」状態だそうで・・
貧栄養水質なのですね。要はプランクトンが減って
おさかなも海藻も減ってしまったという
由々しき事態だとか。
下水処理の質を少し下げるんだそうです。
いかなごも海苔ももとはうん〇・・あわわ、有機物が
もとになっているというわけですね(^^)。
ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50
秋といえば明舞団地の銀杏並木です。わざとだと思うのですが
道路を曲げて建設してあるので絵になります。
最近はすっと直線の作りが多いですから
カーブした道はなつかしくてほっとします。
ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50
今回のSR505はミノルタSRシリーズの集大成たる機械なのですが
時代は電子シャッターのAE時代に突入していたのであんまり
セールスは芳しくなかったようです。
オリンパスからOM-1も出ていましたから大きいボディも
マイナス要因ですよね。
ただフルメカニカルボディですから修理屋さんで
オーバーホールしてくれるところも多いです。
露出計は部品がないから怪しいですがシャッターまわりは
修理で完調にしてもらえると思います。
私もジャンクで手に入れてオーバーホールしてもらいました。
ロッコールレンズは素晴らしい描写でしかも安価なものが
多いですから、押さえに電池のいらないメカニカルボディをひとつ・・
とお考えの方にはオススメの選択肢ですよ。
ミノルタのマニュアル機が人気がないのは高級機が弱くて、コレクターが少ないのではと思います。一方で都内のカメラ店では、ニコンFM2、FA、F100に標準レンズと補償をつけて売り出していたのでやり方次第化と思います。
コメントありがとうございます。関西ではミノルタは珍しくないけど東京では本当に少ないと東京在住の友人がのたもうておりました。上部で長持ちですから、おすすめマシンなんですけどね(^^)。
でもf1.2よりf1.4の方がちょっと開放ハロが多いような.
SR505黒美品,素敵です.SRT101は割に入手しやすそうですが,505は探すとないのでは.
ミノルタは早期にメカニカル機に見切りを付けて電子に限定しちゃったので,大きく重いボディ,水銀電池,古くささを感じてしまいます.私も完全にそうでした.安かった頃にもっと突っ込めば良かったと今は悔いています.
R6があるんだから,XDベースでメカ機も平行で出していたら,今頃凄い評価されていたんじゃないかなあとか.絶対売れてないから天井知らずに吊り上がってたり(笑
コメントありがとうございます。おっしゃるとおり505はけっこうレアです。肩のへっこんでない美品のブラックを探すのに苦労しました(^^)。なんの変哲もないメカニカル機ですが、設計に余裕があるのか丈夫で長持ち感がバツグンです。SRマウントユーザーにはぜひ押さえておいてほしい機種ですね。実は諸般の事情により舶来系のマシンをずいぶんと処分いたしました。いざ売るとなるとやっぱりライカ・ローライ・ハッセルですね。国産はどんな美品でも泣きそうな値段でした(TT)。ただおかげでSR系はほとんど生き残っておる次第です。最近更新できず申し訳ありません。明日より少しく入院いたします。コロナではありませんよ(^^)。快癒のおりにはまた撮影にまい進する所存であります。