ひょんな事で、仕事帰りに大阪狭山市の「虹の湯」というスーパー銭湯に寄る事になった。宇治の自宅までは帰りに2時間以上かかるが(笑)、とにかくスゴいから行こうという事になったのである。
南海高野線・北野田駅からクルマで5分ほどなのだが、住宅地の真ん中にあり派手な建築が出来ないからかものすごくシックな造りだ。入り口の車寄せなど、高級ホテルもしくはゴルフ場のそれである。
入り口もスゴいが、もちろん温泉もスゴい。
本当に上の写真の通りで、白い信楽焼の「壷風呂」が10台、その下に普通の露天もある。しかもその向こうには巨大な岩壁が立ち並び、滝が作られている。この滝とその上の植え込みのおかげで、一般の住宅やビルなどが視界に全く入ってこないのだ。
私はこの景色に、デジャブを覚えた。そう、リーガロイヤルホテルの喫茶室から見える滝の風景である。あの喫茶室でくつろぐと、都会の真ん中に居る事を本当に忘れてしまうほどに落ち着けるのだ。
この景色、この開放感が750円で味わえるとは、驚きだ。わざわざ来るだけの価値は、充分にある。
洗い場も数は充分にあり、ボディソープ・シャンプー・コンディショナーも揃っているうえ柑橘系の香りで高級感がある。
さらに今回は入らなかったが、家族風呂がスゴいのだ。
資料画像である。
露天風呂の向こうは滝になっており、これだけの景観をプライベートな空間で楽しもうと思えば旅館の露天付き部屋なら1人一泊3万円は下らないところだが、ここなら60分3千円ちょっとで楽しめるのだ。
これは、ますます高速を使ってでも家族で来なければ!