
NHKの朝ドラ「まれ」がひどい、というネタを毎週のように書いているのだが、ここ数日の安倍自民党の動きと「まれ」のストーリーが今までにも増してリンクしているような気がしてならない。
今週の「まれ」は、主人公の希がTVの「石川県在住・ママさんパティシエコンクール」に出場するも入賞せず落ち込む、というのが今日までの流れである。しかもそのコンクールの審査委員長が、希の横浜時代の姉弟子・陶子(柊子)なのだ。
陶子は
「能登に8年土着して、それなりに客もついてアナタは満足してるかもしれないけど、その間にケーキは進化してるの!アナタはこのコンクールの傾向と対策を研究して今回のケーキを作ったかもしれないけど、過去の優勝者のケーキをアナタは食べたの?以前のアナタなら食べたわよね!食べようとしない今のアナタは、全然怖くないわ!そりゃアナタは結婚して子どもも産んで、女の幸せを味わってるかもしれないけど私は全て犠牲にしてるの…
簡単にね、両方手に入れようなんて甘いのよ!」
と、まくし立てるのである。
さらに、マキ(中川翔子)の
「男と東京は無理!」。
私はこれらのやり取りに、自民党総裁選がオーバーラップした。
自民党総裁選はニュースの通り、現職の安倍総裁が無投票で再選を果たした。立候補を画策していた野田聖子は、最後の最後で立候補を断念した。ここから先は憶測だが、よほど周囲が立候補を止めたか、もしくは野田の推薦人が後で干されるのを嫌がったのだろう。
安倍総理は、口先では「女性の活躍を支援する」などとのたもうていたが、自分の政党では活躍の場を与えていると言えるのか。どう見ても、自分と考えの近いイエスウーマンしか重用していないように見受ける。
昔の自民党は、もう少しフトコロが広かった。ところが今は、ちょっとした抵抗勢力すらも潰してしまう、ケツの穴の小さい政党になり下がってしまったように思う。国民の過半数が反対する安保法案、原発再稼動を推し進めるため余裕がないのだ。
話を戻して、こういった女性の封じ込め方が、まさに今の「まれ」なのである。
両立は無理、だから女は家庭に入れ…という昔の男尊女卑な価値観を、公共の電波と受信料を徴収していながら展開しているのが安倍総理と揉井会長が結託した今のNHKなのだ。
アナタ方に、こう言って差し上げたい。
「まんでおかしいわいね!」