ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

勇気を持って暖簾をくぐりたい、九条の町中華「大連閣」。

2022-07-01 18:00:00 | うまいもん
私がB級グルメ大好きなのを知っている仲間が
「大阪メトロ中央線・九条駅近くに、入るのにものすごく勇気が要る町中華がある。行ってみてくれないか?」
と教えてくれた。
 
やってきました、九条駅。

滅多に、来る用事はない。
京セラドーム大阪に行くには環状線だし、昔はこの近くに草鍋の有名な「木川下(こかげ)」があったが、なくなって随分経つ。

その店は、駅北側の商店街「キララ九条」を300㍍ほど北進し、

右に入ってすぐの「大連閣」だ。

かなり歴史のありそうな店構えだ。

確かに、イチゲンで入るのには勇気が要るが意を決して暖簾をくぐる。

店構え同様、店内もかなり年季が入っている。

メニュウをみやる。なんと昭和な価格設定。

セットはないのだが、思い切って
「ラーメンと焼きめしのセット、出来ます?」
と聞いてみると、出来るとの事。

先に焼きめし着丼。

こんな焼きめし、見た事ない。
具は牛(おそらくハラミ)、海老、イカ。
一般的には卵、ネギ、焼豚などが多いのだが卵の黄色もネギの緑もなく、ビジュアルは決して良くない。
しかしそんなビジュアルとは裏腹に、肉とと魚介の旨味がうまくミックスされて大層ウマく驚いた。

ラーメン着丼。

モヤシと、浮かんだ炒り胡麻の香りがいい。
かくして、ラーメンと焼きめしの揃い踏み。

箸を上げてみる。

あっさりし過ぎず適度にコクがあり、なかなかのウマさ。
これぞまさしく「中華そば」だ。

そしてこのチャーシュー。

1㌢近い厚みのものが2枚あるが、よく煮込まれておりホロホロとほどける。
入るのに勇気が要る古びた町中華だが、ご多分にもれず長く続いている店には理由があるのである…