気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

浮島は菜の花それとも臘月

2018-04-18 16:48:08 | 主菓子とお干菓子
昨日からの雨も朝には小雨に、昼には太陽も恥ずかしそうに
顔を出し黄砂も雨で落ちたのか、雑木林の若葉がキラキラと
輝きはじめ、夕方には若草山も・・・『山笑う』に。
 12時 16時

庭の白ツツジにも少しですが今年も紅一点の花が・・・


昨日はある茶道サークルの今年度一回目の稽古日、白一点
男性も含め、7名様がお出でになりました。新年度ですので
新しい方もおられ、まずはご挨拶からそして袱紗捌きのお稽古
こちらも身が引き締まります。
引き続き「入れ子点」の点前を・・・。以前からのご要望で、
正座などの立居振舞が難しくなられる方もおられ、最もなこと
今後のことも考えお道具を揃えられての今回の稽古に。

この「入れ子点」、私も奈良の先生から教えて頂いた大切なこと、
”水指が塗蓋の場合、腰の帛紗を取って草にさばき、水指の
 蓋の上に荘り残す。”
     (裏千家茶道 点前13 小習事五 淡交社 P72より)
心を残す』という意味、
強調して伝えましたので、解かって頂けたでしょう。

菓子はこの稽古用にと作った浮島、
日曜日の自宅稽古にもお出ししすると、皆様それぞれ名を・・
その中から、『菜の花』が良いのではと
旦那様が神戸の方、菜の花といえば思い出おこされる句は
『菜の花や月は東に日は西に』と
摩耶を訪れた与謝蕪村が詠んだ有名な句を思い浮かべますが、
菜の花や摩耶を下れば日の暮るる
同じ摩耶での春の夕暮が思い起こされますね。            
   

昨日の茶道サークルで掛けた軸は『弄花香満衣

唐の詩人干良史(うりょうし)の『春山夜月』の詩
前文は『掬水月在手』、軸に月も描かれており
この季節の『夕ざりの茶事』にぴったり
そうであれば、この菓子を『臘月』と銘できるのでは?。
同じ与謝蕪村、
『指貫を 足で脱ぐ夜や 朧月』
けだるい幻想的な美しい春の夜を詠まれておりますが・・・

私には高浜虚子の次の句が・・・            
くもりたる 古鏡の如し 朧月』 
これからの季節、夜の月を眺めてみましょうか。          

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