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「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」展の京都国立博物館へ

2019-11-22 10:09:19 | 美術館・博物館
11月24日までと会期末の迫った「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」展の
「京都国立博物館」、18日の月曜日は本来ならは休館日、でも台風19号
のため代休館をされ、この日に振替ての開館と聞き及んでおりました。


丁度当日はお稽古などの予定が入っておらず、開館時間の9時半前に到着、


平成知新館内では15分待ちの行列、でも館外の紅葉を見ながら順番待ち、
苦にならずあっという間に3階へと入場できました。


第一章 国宝(三十六人家集)と平安の名筆
手鑑「藻塩草」国宝や高野切「貞観御時に」重文、
本阿弥切「古今和歌集」巻第十二巻残、三十六人家集 重之 12世紀 本願寺
等・・・

第二章 歌聖・柿本人麻呂
柿本人麻呂像 国宝 1395年室町時代 東京常磐山文庫
維摩居士像 重文 中国・南宋13世紀
等・・・

そして二階へ
第三章 大歌仙・佐竹本三十六歌仙絵
応挙館・障壁画・芦雁図襖 丸山応挙 1784年江戸時代、石山切もあったかな
等・・・
佐竹本三十六歌仙絵(13世紀鎌倉時代)が・・・  始まりは
住吉大明神  東京国立美術館、
大伴家持、在原業平(湯木美術館)、素性法師(重文)
     ・・・・・・
佐竹本三十六歌仙絵 重文 坂上是則 文化庁は
益田鈍翁の弟益田克徳がくじを引き
「みよしのの 山の白雪 つもるらし ふる里さむく なりまさりゆく」
表具が鹿の住む雪山を描いた中世の絵画を切り取ったもので
表具の絵が先か歌が先か??
錯覚を起こすような素晴らしいピッタリの軸装でした。
兄である鈍翁に大変褒められたと書いてありました。
坂上是則

佐竹本三十六歌仙絵 重文 小大君 大和文華館
大和文華館で拝見するより、存在感があり、際立っていますね。
女性歌人故でしょうか。
小大君

紀貫之(重文 耕三寺博物館)、
紀友則(重文 野村美術館)に紅葉呉器茶碗 朝鮮時代16―17世紀 野村美術館も
源重明(重文 泉屋博古館)源重明

源順(重文 サントリー美術館)
等・・・・・
見応えがあり、もう一度見返しました。

一階まで降りてくると、さすがに足が、仏像様で気分転換

第四章 さまざまな歌仙絵
時代府道歌合絵 在原元方 鎌倉時代13世紀 
上畳本三十六歌仙絵 源重之 鎌倉時代13世紀 MOA美術館
等・・・・・

第五章 鎌倉時代の和歌と美術
公家列影図 重文 鎌倉時代13世紀 京都国立博物館
松浦宮物語 重文 鎌倉時代13・14世紀 東京国立博物館
・・・・
伊勢物語絵巻 重文 鎌倉時代13・14世紀 和泉志久保惣記念美術館
伊勢新名所絵歌合 重文 1295年鎌倉時代 神宮徴古館

第六章 江戸時代の歌仙絵、
三十六歌仙図色紙貼交屏風 土佐光起筆 17世紀 斎宮歴史博物館
三十六歌仙歌意図屏風 狩野永岳筆 19世紀 静岡県立美術館
三十六歌仙図屏風 鈴木其一筆 19世紀
鮮やかな色具合や筆つかいに圧倒されて・・・お終いです。

もうこれほどまでに集められることはないでしょうね。

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