気軽に茶道をしてます。

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はま菊が満開、やっと小菊も咲き始めました

2018-10-30 22:08:55 | 季節の花々
小庭では、小菊が咲き始め、その向こうには椿の蕾も・・・
 

今床を飾る花は『はま菊(ハマギク)』です。
 

一週間前から咲きだした一鉢の『はま菊』もあっという間に
満開に、床に使いますと、残り少なくなりました。
 

この「ハマギク」は日本原産、
関東から本州北部の太平洋岸の海辺の砂地に自生するそうで、
江戸時代にはすでに栽培が行われていたそうです。
花は、マ-ガレットにとっても良く似ていますね
花言葉は『逆境に立ち向かう』です。
す-っと空に向かって咲く白い花は正に花言葉通り

『菅原道真』古今集 272の浜に咲く白菊がハマギクの事
  秋風の
  吹き上げに立てる白菊は
  花かあらぬか
  浪の寄するか

別名『吹上菊』と呼ばれる所以ですね。

小堀遠州の命名の唐物茶入れ「吹上文琳」は
蓋箱書付や、仕覆箱書付、外箱はともに
松平不昧公が書付していますが、菅原道真の
上記和歌から命銘したとされています。


これは遠州公所持の後、姫路酒井宗雅公に伝わり、
寛政元年(1789)四月二十八日、参勤交代の途中に
駿河蒲原という場所で休んでいたおり、不昧公と出会い、
この茶入を贈与したいきさつが・・・。
雲州蔵帳」にも所載されておりますが、
現在は「五島美術館」に収蔵されており、
HPによれば
”複雑に変化した釉薬の調子からの連想であろうか”と
五島美術館Hpより

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