学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

広重「江戸百」を読み始める

2008-02-09 21:58:54 | 読書感想
今日も疲労困憊の体である。心なしか、鏡を見ると、頬の当たりか少しこけた感がする。ダイエットをしていないのに、こけだしたのだから、やはり異常といわざる得ない。正月休みで体重が増加したが、これで標準(あるいは以下)になったということだろう。ただ病的なやせ方であるのが、多少気になる。

さて、「芭蕉 おくのほそ道」を読み始めたせいか、江戸時代の美術に興味関心がわいてきた。もちろん、学生時代に一通りの勉強はしているが、先日、書店で面白い本を見つけた。「謎解き 広重「江戸百」」と題した本である。歌川広重の江戸百景に秘められた謎を解き明かそうとするもの。昨年の秋だったろうか。私はとある美術館でちょうど広重の江戸百景を見ていた。これまでの浮世絵とは趣が異なり、大胆な構図に驚かされたものだ。そのときには、いわゆる「謎」などが隠されているとは到底考えもつかなかったが、この本によればどうも「謎」があるらしい。これから読みすすめていくので、どんな「謎」があるのか大変楽しみである。