学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

料亭にて

2008-04-30 19:21:22 | 仕事
数日前から、夜になると蛙が鳴き出し、虫の音も聞こえるようになりました。今日は日中の気温が20度を越え、夜七時を過ぎた今でも、窓を開けても平気なくらいです。ときどき吹く微かな風が涼しく感じられるのですから、なんだか初夏のようです。

さて、今日は作品調査で料亭へ行ってきました。立派な料亭で恐縮です。20点近い作品があり、私は聞き取りを終えた後、作品の写真やサイズ、印象などをメモしていきました。どれも素晴らしい作品でしたが、なかにはこんなモチーフも描いていたんだ!と新しい発見もあり・・・とても充実した時間を過ごすことが出来ました。

午後は休暇。書店で「存在の耐えられない軽さ」を購入。重いタイトルですよね。でも実は恋愛小説らしいのです。昨年、池澤夏樹さんの個人編集となる世界文学全集が発刊となりましたが、そのうちの1冊です。恋愛で存在に耐えられなくなる?いや実はただの恋愛小説ではない?少しずつ読みすすめていきたいと思います。