今、ビジネスパーソンのなかでは西洋美術を理解していることが重要なスキルのひとつになっているそう。その火付け役になった本が、木村泰司さんが書かれた『世界のビジネスパーソンが身につける教養「西洋美術史」』(ダイヤモンド社)のようで、amazonのベストセラー1位に選ばれています。
もちろん、西洋美術を先入観なく鑑賞するのも絵の楽しみ方です。でも、もう一歩、踏み込んで見るためには、ヨーロッパの社会や風俗、宗教などの背景を知っておく必要があります。また「寓意」というのも、特に静物画に多くて、ひとつひとつ描かれているものに意味があり、まさに絵を解く、という感じ。そして、絵を解くには鍵すなわちルールを知っていなければならないわけです。
私はまだ木村泰司さんの著書は読んだことがないので、何とも言えないのですが、私がもし西洋美術の入門書を紹介するとしたら、E.H.ゴンブリッチの『美術の物語』(ファイドン)をお勧めします。ゴンブリッチの柔らかな語り口で、先史時代からモダニズムまで、美術の物語が語られます。内容は西洋美術が中心ですが、視点は世界中の美術に及ぶというスケールの大きいもの。美術に対する人間の考え方が歴史を振り返るとどのように変わってきたのか、小説のように楽しんで読むことができます。ただ…本のボリュームがあるので、持ち運びが大変なのが難ですが…。
『美術の物語』には、先にご紹介した西洋美術を読み解く鍵は書かれていないものの、その前段階をたどる上で非常に最適かと思います。そういえば、今年は国立西洋美術館と兵庫県立美術館でプラド美術館展が開催されますね。こうした本で、予習をしておくと、さらに楽しめること間違いなし!ではないでしょうか。
もちろん、西洋美術を先入観なく鑑賞するのも絵の楽しみ方です。でも、もう一歩、踏み込んで見るためには、ヨーロッパの社会や風俗、宗教などの背景を知っておく必要があります。また「寓意」というのも、特に静物画に多くて、ひとつひとつ描かれているものに意味があり、まさに絵を解く、という感じ。そして、絵を解くには鍵すなわちルールを知っていなければならないわけです。
私はまだ木村泰司さんの著書は読んだことがないので、何とも言えないのですが、私がもし西洋美術の入門書を紹介するとしたら、E.H.ゴンブリッチの『美術の物語』(ファイドン)をお勧めします。ゴンブリッチの柔らかな語り口で、先史時代からモダニズムまで、美術の物語が語られます。内容は西洋美術が中心ですが、視点は世界中の美術に及ぶというスケールの大きいもの。美術に対する人間の考え方が歴史を振り返るとどのように変わってきたのか、小説のように楽しんで読むことができます。ただ…本のボリュームがあるので、持ち運びが大変なのが難ですが…。
『美術の物語』には、先にご紹介した西洋美術を読み解く鍵は書かれていないものの、その前段階をたどる上で非常に最適かと思います。そういえば、今年は国立西洋美術館と兵庫県立美術館でプラド美術館展が開催されますね。こうした本で、予習をしておくと、さらに楽しめること間違いなし!ではないでしょうか。