学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

過去へ未来へ

2018-02-05 22:45:53 | その他
何となく気持ちがどんよりしているなあ、と感じるとき、私はたいてい過去のことを考えていることが多い。自分では後悔のない人生を歩んではいるつもりだけれど、あのときああすればよかったなあ、とか、あのときああすれば失敗しなかったなあ、などとくよくよ考えるのです。もう過ぎ去ったことなど、考えたところで、時間は元に戻らないし、考えるだけ時間の無駄なのだけれど、その無駄なことをしてしまう。

こんなとき、私は気分を切り替えるためにこんなことをします。

①現代の若い作家たちの著作や美術、音楽などにふれる。
 →エネルギーを分けてもらえるのはもちろんですが、「今」という時代にふれているような気がするのです。

②科学、化学、物理、地学などの理系の本を読む。たまにフィールドワークもする。
 →思考回路が切り替わり、感情に流されにくくなる感覚が得られます。フィールドワークは主に地質。石を拾ってきて、凝灰岩だの石灰岩だのと図鑑を引きながら調べるのが楽しい。

①、②とやっていくと、「今」にふれている安心感、そして、どんな「未来」が広がっているのだろうと考えるだけで希望が満ちてきます。過去のことは過去のこと。私たちは今に生きていて、未来に向かっているわけで、あまり過去にこだわっていてもしょうがない。さあ、また明日もまた新しい一日。おやすみなさい♪