この数日、収蔵庫の掃除をしています。ここは関係者しか入れないうえ、密閉された空間なので、それほど汚れることはありませんが、美術館にとっての心臓部ですので、きれいに整えてきました。
収蔵庫といえば、このところの悩みはそのスペース。年々増え続ける作品と資料で、収蔵庫はほぼ満杯の状態です。それは私が勤める美術館の問題だけではなくて、どの美術館も同じ悩みを抱えてるよう。問題を解決する方法は2つ。収蔵庫を増築するか、コレクションの一部を手放すこと。けれど、増築には大きな予算がかかるし、コレクションの一部を手放すことは現実的ではなし。
美術館ではありませんが、博物館によっては、廃校を仮の作品や資料の置き場として利用しているところもあるようです。確かに発掘された埋蔵品や、地域から収集した民俗資料は収蔵庫のスペースを取りそうですし、余程の貴重な資料でなければ、苦肉の策でそういう選択肢もあるのかもしれません。もちろん、担当の学芸員にとっては本意ではありませんが…。
各美術館によって置かれている状況は違いますから、答えがひとつというよりは、その美術館や地域に応じた管理の仕方を検討することになりそうです。1年間の感謝を込めて収蔵庫の掃除をしながら、今後の行く末が頭のなかをよぎった1日でした。
収蔵庫といえば、このところの悩みはそのスペース。年々増え続ける作品と資料で、収蔵庫はほぼ満杯の状態です。それは私が勤める美術館の問題だけではなくて、どの美術館も同じ悩みを抱えてるよう。問題を解決する方法は2つ。収蔵庫を増築するか、コレクションの一部を手放すこと。けれど、増築には大きな予算がかかるし、コレクションの一部を手放すことは現実的ではなし。
美術館ではありませんが、博物館によっては、廃校を仮の作品や資料の置き場として利用しているところもあるようです。確かに発掘された埋蔵品や、地域から収集した民俗資料は収蔵庫のスペースを取りそうですし、余程の貴重な資料でなければ、苦肉の策でそういう選択肢もあるのかもしれません。もちろん、担当の学芸員にとっては本意ではありませんが…。
各美術館によって置かれている状況は違いますから、答えがひとつというよりは、その美術館や地域に応じた管理の仕方を検討することになりそうです。1年間の感謝を込めて収蔵庫の掃除をしながら、今後の行く末が頭のなかをよぎった1日でした。