いつの間にか、梅雨の季節になりました。とはいえ、私の住む場所は、雨こそ降れど、まだジメジメとしてはおらず、過ごしやすい毎日が続いています。さて、先日、友人が子供を連れて遊びに来ました。子供はまだ生まれて数か月の赤ちゃんです。それはそれはかわいらしい。友人いわく、この頃、目でモノを追うことができるようになったとのこと。そこで私はちょっとふざけ心もあり、家にあるアンリ・ルソーの画集を開き、赤ちゃんに見せて上げました。すると、手足をばたばたさせて、興奮して見ているではありませんか。私は面白くなってきて、友人に断り、ターナー、モネ、ゴッホ、カンディンスキー、クリムト、葛飾北斎などの画集をかわるがわる見せてあげました。なかでも赤ちゃんが最も喜んだのは、カンディンスキー!赤ちゃんが画集を笑いながら見ている姿に、友人も私も爆笑してしまいました(笑)そんな笑いに包まれた梅雨の一幕。心が温まりました。