私は割と歯ごたえのある食べものが好きなので、休日のおやつにはカルビーの堅あげポテトをよく食べます。先日、お店に行ったところ、そのパッケージが葛飾北斎仕様になっていたので驚き。富嶽三十六景から三図が選んであって、ポテトと北斎の関係性はよくわからないけれど、確かに手に取って見たくなるパッケージに仕上がっています。そういえば、今から15年くらい前、伊藤園だったか、缶コーヒーのパッケージをアルフォンス・ミュシャにしたときがありました。あまりに素敵すぎて、全缶そろえ、部屋のなかに飾っていた覚えがあります。そして遊びに来た友人から、飲み終えた缶コーヒーをどうして家の中に飾っておくのか理解できないと言われたことも(笑)食べものに限らず、例えば本の装幀にしたって、良いデザインのものは手に取りたくなりますよね。パッケージを変えると、消費者の心も変わる。メーカーの狙いどおりに私は買ってしまったわけですね。