本棚をぼんやり見ていると、見知らぬ背表紙。「内田百」と書いてあります。いつ買ったんだったかな?と買ったことすら覚えていない私。いつ買ったのだかわからないのだから、当然本も読んだ覚えが無いのです。内田百といえば、夏目漱石を師と仰ぎ、『阿房列車』を書いて、長生きした小説家、という恥ずかしながら、それぐらいのイメージしか持って居ない私。さて、では読んでみようかと短編『山東京伝』を読みました。
読み終えた結論から言うと、とにかく謎だらけ。江戸時代の戯作者山東京伝の書生が主となって書かれていますが、彼はどうして突然丸薬を丸めだしたのか、そしてなぜ山蟻をお客さんだと思ったのか、そもそも彼はほんとに書生だったのか、うまく小説がつかみ取れないまま、あっという間に小説を読みえてしまいました。まだ劇は続いているのに、突然幕を降ろされたような感じでしょうか。これは山東京伝という人物をある程度知らないのと理解できない小説なのかしらん。気になる!
文章は夏目漱石を師と仰いだだけあって、漱石にとても良く似ています。私は短い小説でしたので音読をしましたが、文章のリズムが似ているな、とすぐに感じました。自分の文章は、好きな作家の文章に似るのだそうです。さて、私は誰の文章に似ているのでしょう(笑)
これから、もう一度読み返して、何かをつかみたいと思います!(仮に読者に再読させることを狙ってこうした小説を書いたとしたら…内田百恐るべし)
読み終えた結論から言うと、とにかく謎だらけ。江戸時代の戯作者山東京伝の書生が主となって書かれていますが、彼はどうして突然丸薬を丸めだしたのか、そしてなぜ山蟻をお客さんだと思ったのか、そもそも彼はほんとに書生だったのか、うまく小説がつかみ取れないまま、あっという間に小説を読みえてしまいました。まだ劇は続いているのに、突然幕を降ろされたような感じでしょうか。これは山東京伝という人物をある程度知らないのと理解できない小説なのかしらん。気になる!
文章は夏目漱石を師と仰いだだけあって、漱石にとても良く似ています。私は短い小説でしたので音読をしましたが、文章のリズムが似ているな、とすぐに感じました。自分の文章は、好きな作家の文章に似るのだそうです。さて、私は誰の文章に似ているのでしょう(笑)
これから、もう一度読み返して、何かをつかみたいと思います!(仮に読者に再読させることを狙ってこうした小説を書いたとしたら…内田百恐るべし)
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