久しぶりに雪の1日。特に出歩く用事もないので、家で画集を見て過ごしました。画集、といっても、調査研究のためではなく、ただ楽しみたくて、横尾忠則さんのものを本棚から取って眺めました。
その画集は、今から15年前くらいになりますでしょうか。金沢へ旅行した際、金沢21世紀美術館で横尾忠則さんの展覧会を開催していたときに求めたものです。そのとき、私は横尾さんの作品を初めて見て、絵の力に衝撃を受け、圧倒されました。でも、どこか私たちのそばに寄り添うような親しみの湧く作品群で、とても魅力されたのを今でもよく覚えています。以来、その画集は年に何度か見返しては楽しんでいます。
特に好きなページが、奇縁まんだらの肖像画(江戸川乱歩が洒落てます)、日記の一部分とアンリ・ルソーのパロディ。発想の面白さにいつもうならされます。横尾さんの展覧会、ぜひまたどこかであれば見に行きたい、と思う休日でした。
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