(1)横山秀夫『64(ロクヨン)』(文藝春秋、2012.10.)
※刑事部から、嫌で嫌でたまらぬ警務部の広報室に異動になった警部/調査官級/警視承認含みが、刑事部と警務部との権謀術数に捲き込まれて右往左往するうちに、「広報」の本分に目覚め、小細工を排し、職務に忠実たらんとする。それが却って、関係者の本音と信頼を引き出す。併せて、14年前の未解決事件の解決にも資する。例によって例のごとき組織内のうっとうしい人間関係描写には些か鼻白むが、著者の従来の警察小説とはひと味違い、今野敏『隠蔽捜査』ふうの爽快さがみられる。
(2)『三匹のおっさん ふたたび』(文藝春秋、2012.3.)
※「【書評】『三匹のおっさん』『三匹のおっさん ふたたび』」参照。
(3)マイクル・クライトン&リチャード・プレストン(酒井昭伸・訳)『マイクロワールド(上下)』(早川書房、2012.4.)
※マイクル・クライトンの名を冠する新作を読むことができるのは、これで最後だ。ディック・フランシス逝き、A・J・クィネル逝き,、クライトン逝き、年々歳々愉しみが減っていく。
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※刑事部から、嫌で嫌でたまらぬ警務部の広報室に異動になった警部/調査官級/警視承認含みが、刑事部と警務部との権謀術数に捲き込まれて右往左往するうちに、「広報」の本分に目覚め、小細工を排し、職務に忠実たらんとする。それが却って、関係者の本音と信頼を引き出す。併せて、14年前の未解決事件の解決にも資する。例によって例のごとき組織内のうっとうしい人間関係描写には些か鼻白むが、著者の従来の警察小説とはひと味違い、今野敏『隠蔽捜査』ふうの爽快さがみられる。
(2)『三匹のおっさん ふたたび』(文藝春秋、2012.3.)
※「【書評】『三匹のおっさん』『三匹のおっさん ふたたび』」参照。
(3)マイクル・クライトン&リチャード・プレストン(酒井昭伸・訳)『マイクロワールド(上下)』(早川書房、2012.4.)
※マイクル・クライトンの名を冠する新作を読むことができるのは、これで最後だ。ディック・フランシス逝き、A・J・クィネル逝き,、クライトン逝き、年々歳々愉しみが減っていく。
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