語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】地域診療と遠隔診療

2017年09月21日 | 医療・保健・福祉・介護
 テレビ電話などを使って離れた場所にいる医師の受診ができる遠隔診療は、2016年より初診時を除いて健康保険が適用されている。今年7月の厚生労働省の通知によれば、今後は電子メールやSNS(フェイスブックやラインなど)の利用の可能性にも触れている。
 循環器専門医でペースメーカーの植え込み手術などを専門に行ってきた真中哲之医師は、昨年東京・浅草で循環器内科(浅草ハートクリニック)を開業した。午前中の外来を終えると、午後は地域の患者の往診を積極的に行っている。
 同時に、大学病院時代に手術を担当した患者が全国各地にいるので、主にスマホを使って遠隔診療とペースメーカーの遠隔地モニタリングも行っている。オンラインでペースメーカーの状態を管理し、必要なときには近隣の病院に対処法を伝えていくという連携を行っているそうだ。
 遠隔診療は、高血圧などの生活習慣病、花粉症、不眠症、禁煙外来などで受診する時間のない忙しいビジネスマンなどにも今後広がる見通しだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「地域診療と遠隔診療 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月14日)を引用
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【南雲つぐみ】相撲健康体操

2017年09月21日 | 医療・保健・福祉・介護
 8月中の13日間、東京の両国国技館で「相撲健康体操」が行われていた。朝7時半、正面広場には地域の子どもたちだけでなく、遠方からの相撲ファンや観光客も集まった。指導役である新弟子の力士たちの動きに合わせて、四股など、相撲の動作を取り入れた体操に取り組んでいたそうだ。
 相撲は日本の伝統的な格闘技で、日本相撲協会の資料によれば、鎌倉時代から戦国時代にかけては武士の戦闘訓練として相撲の稽古が行われてきた。片足を高く上げ、ドシンと地面におろす四股は、足腰の筋肉を養うだけでなく、足の裏側に刺激を与え、血液循環を良くして、冷え性を和らげるのにも良いそうだ。
 相撲には神事としての側面もある。「四股を踏む」ことは土中の邪気を踏み固め、大地を鎮める動作だという。
 また、膝を開いて深く曲げ、かかとをあげた姿勢で上体をまっすぐにする「仕切りの前のポーズ」がある。この姿勢でバランスを取り、ゆっくりと深呼吸を行うことを「気鎮め」という。高ぶった気持を安定させるのだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「相撲健康体操 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月16日)を引用
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