正座がしにくい、椅子から立ち上がるときに、膝の曲げ伸ばしがスムーズにいかない。これらの症状は、「変形性膝関節症」が原因となっている場合がある。膝関節を覆っている軟骨がすり減って弾力性を失い、関節炎や変形を生じて痛みなどが起こる状態だ。
東京大学22世紀医療センターの関節疾患総合研究講座は2006年に、東京都板橋区と和歌山県日高川町の住民約2,200人の協力を得て、関節の状態をエックス線撮影で調べた。
その結果、50歳以上では女性の74.6%、男性の53.5%に膝関節の軟骨のすり減りなどが見つかり、変形性膝関節症と診断できたという。これを50歳以上の国民に当てはめると、女性1,840万人、男性1,240万人(当時)が該当する計算になる。高齢者だけの病気ではなく、働き盛りの50代がなることも多いことが分かる。
進行すると人工関節が必要になることもある。日常生活では無理に膝を深く曲げないことや、少しでも痛みが出たときは、サポーターで保護するなどの予防も大切だ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「膝の痛み ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月4日)を引用
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東京大学22世紀医療センターの関節疾患総合研究講座は2006年に、東京都板橋区と和歌山県日高川町の住民約2,200人の協力を得て、関節の状態をエックス線撮影で調べた。
その結果、50歳以上では女性の74.6%、男性の53.5%に膝関節の軟骨のすり減りなどが見つかり、変形性膝関節症と診断できたという。これを50歳以上の国民に当てはめると、女性1,840万人、男性1,240万人(当時)が該当する計算になる。高齢者だけの病気ではなく、働き盛りの50代がなることも多いことが分かる。
進行すると人工関節が必要になることもある。日常生活では無理に膝を深く曲げないことや、少しでも痛みが出たときは、サポーターで保護するなどの予防も大切だ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「膝の痛み ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月4日)を引用
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