語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】カリウムの役割

2017年09月23日 | 医療・保健・福祉・介護
 カリウムの重要な効果といわれるのが、ナトリウムの取り過ぎを抑えて血圧を下げることだ。食事中に塩分として取ったナトリウムは、腎臓で一部が再吸収されて体に残るのだが、カリウムはその再吸収を抑えてナトリウムの排せつを促してくれる。
 ナトリウムとカリウムのバランスが良いと、血圧が安定するだけでなく、水分維持、神経伝達、筋収縮、ホルモンの分泌などにも良いバランスが保たれるので、最近はさまざまな病気の予防に効果があることが分かってきた。だから、塩分の多い食事をしている人は、カリウムをたくさん含んだイモ類や野菜、果物も多く取ったほうが良い。
 カリウムはお茶類にも含まれている。風邪などで下痢や嘔吐(おうと)があると、体は脱水してカリウム不足になる。脱力感や食欲不振、不整脈などが起こりやすいので、好みのお茶で少しずつ水分補給をすると良いだろう。
 先回、麦茶のミネラルについて記事を掲載したところ、読者の方からご指摘をいただいたが、麦茶にもカリウムを中心にミネラルが微量でもバランスよく含まれている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「カリウムの役割 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月20日)を引用
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