肩凝りの予防に首の運動がよく行われるが、首を回す動きは最近の体操ではあまり行わないそうだ。
川崎市立看護短期大学(神奈川)の西端泉教授(運動生理学)の「首の運動 肩こりを予防する」(ヘルスネットワーク」公益社団法人日本フィットネス協会発行、2003年)によれば、首を前に倒したり横に伸ばしたりする運動はいいが、後ろに倒す運動は無意味だという。
首の前側には筋肉(骨格筋)がない。重い頭を支え、首の動きをサポートしているのは、左右の鎖骨から側頭部の付け根まで付いている「胸鎖乳突筋」と、背中の上部を覆うようについている「僧帽筋」だ。
首を横に曲げたり前に倒したりするストレッチは、これらの筋肉をほぐして血行を良くし、肩や首の凝りを和らげるとされる。
しかし、首を後ろに倒しても、前側には筋肉がないのでは意味がない。むしろ頸椎の椎間板ヘルニアなどを引き起こす危険があるという。同様に、首をぐるぐる回す動きもやめたほうがよいということだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「首の運動に注意 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年8月10日)を引用
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川崎市立看護短期大学(神奈川)の西端泉教授(運動生理学)の「首の運動 肩こりを予防する」(ヘルスネットワーク」公益社団法人日本フィットネス協会発行、2003年)によれば、首を前に倒したり横に伸ばしたりする運動はいいが、後ろに倒す運動は無意味だという。
首の前側には筋肉(骨格筋)がない。重い頭を支え、首の動きをサポートしているのは、左右の鎖骨から側頭部の付け根まで付いている「胸鎖乳突筋」と、背中の上部を覆うようについている「僧帽筋」だ。
首を横に曲げたり前に倒したりするストレッチは、これらの筋肉をほぐして血行を良くし、肩や首の凝りを和らげるとされる。
しかし、首を後ろに倒しても、前側には筋肉がないのでは意味がない。むしろ頸椎の椎間板ヘルニアなどを引き起こす危険があるという。同様に、首をぐるぐる回す動きもやめたほうがよいということだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「首の運動に注意 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年8月10日)を引用
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