語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【佐藤優】教養強化のため新聞記事をどう活用するか

2018年03月04日 | 社会
 (1)新聞情報をどう活用するか。
 原則・・・・迷ったら捨てる。
 迷うかどうかの基準をどこに置くか。
 「仕事に必要か」を基準にする・・・・と、圧倒的大多数のビジネスパーソンは、国際問題に関する記事、哲学・思想・歴史に関する書評は「捨てる」のボックスに入れられてしまう。

 (2)では、「興味のある記事や書評を読む」を基準にすればよいか。
 一般論として興味ある部分についての知識をつけていくことは重要だ。しかし、それにも適切なアプローチがある。
 宮崎駿監督アニメ『風立ちぬ』(2013年公開)は、圧倒的大多数の日本人に受け入れられた。
 <アプローチ その1>現下の日本人の心理を知るために、このアニメを見たり、『風立ちぬ』に係る新聞の論評を読むことには意味がある。
 そこで、「美しい戦闘機を作る」という堀越二郎・技師の美意識が戦争とどう結びついていくかについて考えることは重要だ。零戦は、日中戦争で重慶に無差別爆撃を行った海軍の96式陸上攻撃機の護衛をした。中国からすると、日本人が東京を空襲した戦略爆撃機B29に対するのと似たイメージで零戦が受け止められた。中国人が『風立ちぬ』を見た場合、日本人と同じような感情移入はできないだろう。
 こういう方向で、新聞記事を読み、思考を掘り下げていくことには意味がある。同じ現象が異なって解釈されることを汁のは、国際ビジネスに役立つからだ。
 <アプローチ その2>『風立ちぬ』を見て零戦について詳しく調べる、というアプローチもある。11型、21型、32型、52型、53型、54型のそれぞれの性能は・・・・というような細かい知識を増やす。
 標準的なビジネスパーソンには無意味な作業だ。「総合知に対立する博識」(中世ヨーロッパの格言)というが、細かいデータをいくら記憶しても、教養にはつながらない。ビジネスに役立つ知識にもならない。ただし、プラモデルや戦史について趣味として知るのであれば、話は別だ。

 (3)「仕事に必要になる」事柄以外の新聞記事は、基本的に教養を強化するために読む。
 そこでの基準は、次の(a)と(b)との間でバランスを取ることになる。
  (a)どれくらい新聞を読むのに割く時間があるか。
  (b)自分が持つ興味。

 (4)日本の政治、外交、社会、経済に大きな影響を与える事柄に対し、興味を持つことが重要だ。
 以下、北朝鮮の動きを例にとる。
 12月12日、張成沢(チャンソンテク)・北朝鮮前国防委員会副委員長(67歳)が処刑された。

 <12日に開かれた特別軍事裁判で、張氏がクーデターを画策する「国家転覆陰謀行為」を認めたとして死刑判決が下され、ただちに執行されたとしている。事実上のナンバー2だった張氏の処刑で今後、側近らの粛清が続くとみられ、金正恩(キムジョンウン)第1書記の独裁体制が強まる見通しだ>【注1】
 <故金正日(キムジョンイル)総書記の妹の夫で、正恩氏の義理の叔父にあたる張氏は正恩氏の「後見人」とされてきたが、反党・反革命的な分派行為や不正・腐敗行為があったとして、8日の朝鮮労働党政治局拡大会議で党行政部長などすべての職務から解任された>【注2】

 13日の各紙には、裁判所に連行される張市の写真(朝鮮労働党中央機関紙「労働新聞」電子版の2面に掲載された)が転載された。
 注意深く見ると、左ほおが青紫色に変色している。かなりひどい拷問を受けている(推定)。独裁国家でも、このような拷問の痕跡が残るような証拠写真を公表することは、まずない。国際的に非難されることが必至だからだ。そのような計算ができないほど、北朝鮮当局は焦っている。

 <張成沢は、政変を起こす時点と政変以後にはどうしようと考えたのかに対して、「政変の時期ははっきりと定めていなかった。しかし、一定の時期になって経済が完全に倒産し、国家が崩壊直前に至れば、わたしがいた部署とすべての経済機関を内閣に集中させてわたしが総理になろうと思った。わたしが総理になった後は、今までいろいろな名目で確保した莫大な資金をもって、ある程度生活問題を解決してやれば人民と軍隊はわたしの万歳を叫ぶであろうし、政変は順調に成功するものと打算した」と白状した>【注3】

 この弾劾文から、「経済が倒産し、国家が崩壊直前に至る」可能性があることが浮き彫りになった。
 北朝鮮の構造的危機はかなり深刻なことが外国に知られてしまう・・・・点でも、張氏の弾劾に焦る北朝鮮当局が、かかる弾劾文を発表することで、国際的に金正恩政権の安定性に疑念が生じることを計算できないほど慌てていることがわかる。
 こんな国家が、核兵器と弾道ミサイルを保有している。北朝鮮が、冷静な判断ができずに韓国や日本に対して、軍事的長髪行動を取る可能性も排除できない。
 だから、北朝鮮関連の新聞記事や書評を読む必要が生じるのだ。

 【注1】記事「北朝鮮、張成沢氏の死刑執行 「国家転覆を画策」」(朝日デジタル 2013年12月13日11時49分)
 【注2】前掲記事
 【注3】記事「千万の軍民のこみ上げる憤怒の爆発、希代の反逆者を断固と処断」(2013年12月13日付け「ネナラ」)・・・・「ネナラ」は北朝鮮政府が運営しているポータルサイト

□佐藤優「教養を強化するため新聞記事を読む ~知の技法・出世の作法 第324回~」(「週刊東洋経済」2013年12月28日-2014年1月4日号)
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【本】つげ義春は文章も面白い ~『つげ義春とぼく』~

2018年03月04日 | 批評・思想
★つげ義春『つげ義春とぼく』(新潮文庫、1992)

 <『つげ義春とぼく』も旅の本。つげさんの漫画も大好きですが、文章も誰も真似ができないほど面白い。起こる出来事をありのままに受け入れて、文章にする。これは簡単なようで実はすごく難しいことです。印象的なのは、見た夢のことをそのまま綴った「夢日記」。夢の中でつげさんがテレビを見ていると「コマツ岬」での生活が紹介される。夢のなかの架空の岬なのに「瀬戸内のような雰囲気」など描写にリアリティがあるのは、感覚を言葉で飾るのではなく、そのまま言葉に移そうとするからだと思う。描写について考えるときに、つげさんの文章が僕にとってひとつの理想形です。>

□滝口悠生「つげ義春は文章も面白い ~わが人生最高の10冊~」(「週刊現代」2018年3月10日号)から一部引用
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 【参考】
【本】バブルを描く古典的名著 ~『バブルの物語 暴落の前に天才がいる』~
【本】塩野七生、最後の歴史大長編 ~『ギリシア人の物語3』~
【本】日本銀行はどのようにして政治的に追い込まれたのか ~『日銀と政治 暗闘の20年史』~
【本】最悪の選択は現状維持と分析 ~黒田日銀の5年間を問う好著~
【本】麻薬撲滅のための経済学思考 ~アピールと説得の理論と方法~
【本】モンゴルのユーラシア制覇 ~『モンゴルvs.西欧vs.イスラム 13世紀の世界大戦』~
【本】歴史はどう繰り返すのか ~『歴史からの発想』~
【本】社会変革のヒントを得る ~『フィンランド 豊かさのメソッド』~
【本】時流に流されないために ~『誰か「戦前」を知らないか 夏彦迷惑問答』~
【本】戦争の矛盾がよく理解できる/存在自体が珍しい軍事技術書 ~『兵士を救え! (珍)軍事研究』~
【本】北朝鮮核危機を描く労作 ~『ザ・ペニンシュラ・クエスチョン』~
【本】スウェーデンの高福祉で高競争力、両立の秘密 ~『政治経済の生態学』~
【本】ネット時代のテロリズムはどこから生まれてくるのか ~『グローバル・ジハードのパラダイム: パリを
【本】1920年代の経済報道に学ぶ ~『経済失政はなぜ繰り返すのか メディアが伝えた昭和恐慌』~
【本】朝日新聞・書評委員が選ぶ「今年の3点」(抄)
【本】著者の知的誠実さに打たれる日韓問題を深く理解できる書 ~『「地政心理」で語る半島と列島』~
【本】人の判断はなぜ歪むのか/2人の研究者の友情物語 ~『かくて行動経済学は生まれり』~ 
【本】エネルギーの本質を学ぶ ~『エネルギーを選びなおす』~
【本】JR九州の勢いの秘密を凝縮 ~読んで元気が出る人間の物語~
【本】日本は英国の経験に学べ ~『イギリス近代史講義』~
【本】噴火の時待つ巨額損失のマグマ ~『異次元緩
【本】“立憲主義”の由来を知る ~『立憲非立憲』~
【本】日本語特殊論に与せず ~『英語にも主語はなかった』~
【本】小国の視点で歴史を学ぶ ~『石油に浮かぶ国/クウェートの歴史と現実』~
【本】日本における婚姻を考える ~『婚姻の話』~
【本】元財務官僚のエコノミストが日本経済復活の処方箋を説く ~『日本を救う最強の経済論』~
【本】歴史を知らずに大人になる不幸 ~『戦争の大問題 それでも戦争を選ぶのか。』~
【本】私たちの食卓はどうなるのか ~工業化された食糧生産の脆さ~
【本】歪み増殖していく物語に迷う ~『森へ行きましょう』~
【本】加工食品はどこから来たのか ~軍隊と科学の密な関係~
【本】80年代中世ブームの傑作 ~『一揆』~
【本】万華鏡のように迫る名著 ~『新装版 資本主義・社会主義・民主主義』~
『【本】『世界をまどわせた地図』
【本】率直過ぎる米情報将校の直言 ~『戦場 -元国家安全保障担当補佐官による告発』~
【佐藤優】宗教改革の物語 ~近代、民族、国家の起源~」」
【本】舌鋒鋭く世の中の本質に迫る/地球規模で読まれた洞察の書 ~『反脆弱性』~
【本】【神戸】「自己満足」による過剰開発のツケ ~『神戸百年の大計と未来』~
【本】英国は“対岸の火事”にあらず ~新自由主義による悲惨な末路~
【本】人材開発でもPDCAを回す ~戦略的に人事を考える必読書~
【本】仮想通貨が通用する理屈 ~『経済ってそういうことだったのか会議』~
【本】進化認知学の世界への招待 ~『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』『動物になって生きてみた』~
【本】「戦争がつくっった現代の食卓」 ~ネイティック研究所~
【本】IT革命、コミュニケーションの変容、家族の繋がりが希薄化 ~『「サル化」する人間社会』~
【本】生命はいかに「調節」されるかを豊富な事例で解き明かす ~『セレンゲティ・ルール』~
【本】メディアの問題点をえぐる ~『勝負の分かれ目 メディアの生き残りに賭けた男たちの物語』~
【本】テイラー・J・マッツェオ『歴史の証人 ホテル・リッツ』
【本】中国から見た邪馬台国とは
【本】核兵器は世界を平和にするか ~著名学者2人がガチンコ対決~
【本】『戦争がつくった現代の食卓 軍と加工食品の知られざる関係』
【本】梅原猛『梅原猛の授業 仏教』
【本】東芝が危機に陥った原因は「サラリーマン全体主義」 ~『東芝 原子力敗戦』~
【本】バブル崩壊後の経済を総括 ~『日本の「失われた20年」』~
【本】20世紀英国は実は軍事色が濃厚 ~通念を覆す『戦争国家イギリス』
【本】時代による変化、方言など ~『オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで』~
【本】冷笑的な気分に喝を入れる警告と啓発に満ちた本 ~『日本中枢の狂謀』~
【本】物質至上主義批判の古典 ~『スモール イズ ビューティフル』~
【本】日本近現代史を学び直す ~『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』~
【本】精神の自由掲げた9人の輝き ~『暗い時代の人々』~
【本】遊牧民は「野蛮」ではなかった ~俗説を覆すユーラシアの通史~
【本】いつも同じ、ブレないのだ ~『ブラタモリ』(1~8)~
【本】分裂する米国を論じた労作 ~『階級 「断絶」社会 アメリカ』~
【本】否応なきグローバル化、つながることの有用性 ~「接続性」の地政学~
【本】読書の効用、ゆっくり丹念な ~より速く成果を出すメソッド~
【本】国谷裕子『キャスターという仕事』
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【佐藤優】トップリーダーの孤独、紛争地域や犯罪組織への武器拡散、精神科医と諜報工作員の共通点

2018年03月04日 | ●佐藤優
 ①マキアヴェリ(池田廉・訳)『君主論』(中公文庫 800円)
 ②G・ロットマン(床井雅美・監訳、加藤喬・訳)『AK-47ライフル』(並木書房 1,800円)
 ③香山リカ『「わかってもらいたい」という病』(廣済堂新書 850円)

 (1)①は、国家元首を想定して書かれた書であるが、ビジネスパーソンにも大いに役に立つ。特に、へつらう者、おもねる者を避けよ、という以下のアドバイスが有益だ。
 <人間は自分のこととなると、じつに身びいきなものであって、この点をつかれると、人にだまされやすいから、このペスト禍から身を守るのはむずかしい。それに、汚染から身を守ろうとするあまり、見くびられる危険性もある。そもそもお追従者から身を守る手段は、真実を告げられてもけっして怒らないと人々に知ってもらうしかない。ところが、そこで、誰もがあなたに真実を話して構わないとなると、あなたへの尊敬の念が消えてしまう。
 こう考えると、思慮の深い君主のとるべき態度は、第三の道でなければならない。すなわち君主は、国内から幾人かの賢人を選びだして、彼らにだけあなたに自由に真実を話すことを許す。しかも君主の下問の事がらに限って、ほかの論議を認めないことにする。君主は諸般の事項について、彼らに訊ね、その意見を聴き、その後、自分が独りで思いどおりに決断をくださなくてはいけない>
 トップリーダーは、孤独に耐えなくてはならないのである。

 (2)②によれば、紛争地域や犯罪組織への武器拡散は深刻な問題だ。
 <AKライフルはニワトリ1羽の値段から1,000ドル以上で売買されてきた。弾薬は1発数セントから1ドル強の範囲だが、最低価格に近いのが普通だ>
 こういう状況では、AK-47を紛争地域や犯罪組織から除去することは不可能だ。

 (3)③は、精神科医の内在的論理をよく分からせる。
 <精神科医はまず、患者さんの言葉をひたすら聴くだけだ。
 ただその聴き方には、ちょっとしたコツがある。その基本は、カール・ロジャーズというアメリカの臨床心理学者が考え出した「クライアント(来談者や患者)中心療法」という考え方に則っている。診察室まで来てくれた患者さんに敬意を払い、その言葉に対して「無条件」で「積極的な関心」をもちながら、ひたすら話を聴くのである。途中でさえぎったり反論を述べたり説教をしたりしてはいけない>
 この記述を読んで、ヒュミント(人間による情報収集活動)に長けたインテリジェンス・オフィサー(諜報工作員)の顔が何人か浮かんだ。他人の話を途中で遮ったり、反論せずに最後まで聞くというのは、秘密情報の収集に長けた人の共通した能力だ。優れた精神科医とインテリジェンス・オフィサーには、共通した適性があるのだ。

□佐藤優「精神科医と諜報工作員の共通点 ~知を磨く読書 第238回~」(「週刊ダイヤモンド」2018年3月10日号)
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 【参考】
【佐藤優】混乱する現代との類似性 ~『応仁の乱』~
【佐藤優】自死した保守派論客の思想の根源 ~『保守の真髄』~
【佐藤優】「当事者にとって」と「学理的反省者として」の二重の視座 ~『世界の共同主観的存在構造』~
【佐藤優】テロ対策に関する世界最高レベルの教科書、宇野弘蔵の経済学を取り入れたユニークな社会学演習書、シンギュラリティ神話の脱構築
【佐藤優】憲法改正は見せ球に終わるか
【佐藤優】日本と米国の社会病理
【佐藤優】消費者金融のインテリジェンス
【佐藤優】官僚を信用していない国民
【佐藤優】中国が台頭しつづけたら、仏教の末法思想と百王説、時計の歴史
【佐藤優】子どもや孫の世代への重荷
【佐藤優】日本のレアルポリティーク
【佐藤優】巨大さを追求する近代的思考
【佐藤優】アナキズムという思考実験
【佐藤優】AIとの付き合い方を知る手引、宗教と国体論の危険な関係、若手官僚の思想の底の浅さ」
【佐藤優】伊藤博文の天皇観と合理主義、歴史の戦略的奇襲から得る教訓、「知の巨人」井筒俊彦
【佐藤優】教育費の財源問題で政局化か
【佐藤優】ホワイトカラーの労働者化
【佐藤優】指導者たちの内在的論理を知る
【佐藤優】世界規模のポストモダン現象
【佐藤優】宗教改革の物語 ~近代、民族、国家の起源~
【佐藤優】カネとの付き合い方の秘訣、野外で生きる雑種ネコの魅力、前科者に冷たい日本社会
【佐藤優】着目すべき北極海の重要性、日本の政治文化に構造的に組み込まれている「甘え」、文明論と地政学を踏まえた時局評論
【佐藤優】リーダーが知るべき文明観、資本主義後の社会構想、刑務所暮らし経験者の本音
【佐藤優】地図から浮かぶ歴史のリアル、平成不況は金融政策のミス、実証的データに基づく貧困対策
【佐藤優】ケータイによる日本語の乱れ、翻訳の技術、ロシア人の内在的論理
【佐藤優】武蔵中高の教育、ルター宗教改革の根幹、獣医師にもっと競争原理を導入
【佐藤優】社会に活力をもたらす政策、具体的生活の上に立つ民族国家、開発至上主義が破壊する永久凍土の生態系
【佐藤優】日本のフリーメイソン陰謀論、ユニークな働き方改革、自衛隊元陸将によるリーダーシップ論
【佐藤優】ハプスブルク帝国史の「もし」、最新の進化論、神童の軌跡
【佐藤優】知識を本当に身に付けるには、テロ戦争におけるドローンの重要な役割、帰宅恐怖症
【佐藤優】北朝鮮との緊張の高まりに対して必要な姿勢、時間管理と量子力学、時間がかかるのは損
【佐藤優】川喜田二郎『発想法』 ~総合的思考と英国経験論哲学~
【佐藤優】日本の思想状況の貧しさ、頑丈にできている戦闘機、東方正教会に関する概説書
【佐藤優】資本主義の根底にある「勤勉さ」という美徳の淵源 ~『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』~
【佐藤優】手ごわいフェイクニュース、国を動かす政治エリートの意志、欧州内部における紛争
【佐藤優】×奥野長衛『JAに何ができるのか』
【佐藤優】『戦争論』をビジネスに活かす、現実社会の悪と闘う、ロシア人の意識と使命感
【佐藤優】面白い数学啓発書、日本人の思考の鋳型、攻める農業への転換
【佐藤優】総合的思考と英国経験論哲学(2) ~川喜田二郎『発想法』~
【佐藤優】総合的思考と英国経験論哲学 ~川喜田二郎『発想法』~
【佐藤優】保守論客が見た明治憲法、軍事産業にシフトしていく電機メーカー、安全と安心を強化する過程に入り込む犯罪者
【佐藤優】就活におけるネット社会の落とし穴、裁判官の資質、象徴天皇制と生前退位問題
【佐藤優】痛みを無視しない、前大戦で「前線」と「銃後」の区別がなくなった、情報を扱う仕事の最大の武器
【佐藤優】海上権力を維持するために必要な要素 ~イギリスの興亡の歴史を通して~
【佐藤優】女性の貧困を追跡したノンフィクション、師弟関係こそ教育の神髄、イランは国際基準から逸脱した国
【佐藤優】2000年の時を経て今なお変わらないインテリジェンスの「真髄」 ~孫子~
【佐藤優】財政から読みとく日本社会、ラジオの魅力、高校レベルの基礎の大切さ
【佐藤優】嫌韓本と一線を画す韓国ルポ、セカンドパートナーの実態、日本人の死生観
【佐藤優】人間にとって「影」とは何か ~シャミッソー『影をなくした男』~
【佐藤優】文部省の歴史と現状、経済実務家のロシア情勢分析、中国の対日観
【佐藤優】学習効果が上がる「入門書」、応用地政学で見る日本、権力による輿論のコントロールを脱構築
【佐藤優】大川周明『復興亜細亜の諸問題』 ~イスラーム世界のルール~
【佐藤優】女性と話すのが怖くなる本、ネット情報から真実をつかみ取る技法、ソ連とロシアに共通する民族問題
【佐藤優】ヨーロッパ宗教改革の本質、相手にわかるように説明するトレーニング、ロシア・エリートの欧米観
【佐藤優】なぜ神父は独身で牧師は結婚できるのか? 500周年の「革命」を知る ~マルティン・ルター『キリスト者の自由』~
【佐藤優】政界汚職を描いた古典 ~石川達三『金環蝕』~
【佐藤優】生きた経済の教科書、バチカンというインテリジェンス機関、正しかった「型」の教育
【佐藤優】誰かを袋だたきにしたい欲望、正統派の書評家・武田鉄矢、追い込まれつつある正社員
【佐藤優】発達障害とどう向き合うか、アドルノ哲学の知的刺激、インターネットと「情報犯罪」
【佐藤優】後醍醐天皇の力の源 「異形の輩」とは--日本の暗部を突く思考
【佐藤優】実用的な会話術、ユーラシア地域の通史、宇宙ロケットを生んだ珍妙な思想
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【佐藤優】中東複合危機、金正恩の行動を読み解く鍵、「型破り」は「型」を踏まえて
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【佐藤優】外交に決定的に重要なタイミング、他人の気持ちになって考える力、科学と職人芸が融合した食品
【佐藤優】『ゼロからわかるキリスト教』の著者インタビュー ~「神」を論じる不可能に挑む~
【佐藤優】組織の非情さが骨身に沁みる ~新田次郎『八甲田山死の彷徨』~
【佐藤優】プーチン政権の本質、2017年の論点、ロシアと欧州
【佐藤優】国際人になるための教科書、ストレスが人間を強くする、日本に易姓革命はない
【佐藤優】ロシアでも愛された知識人の必読書 ~安部公房『砂の女』~
【佐藤優】トランプ当選予言の根拠、猫の絵本の哲学、人間関係で認知症を予防
【佐藤優】モンロー主義とトランプ次期大統領、官僚は二流の社会学者、プロのスパイの手口
【佐藤優】トランプを包括的に扱う好著、現代日本外交史、独自の民間外交
【佐藤優】デモや抗議活動のサブカルチャー化、グローバル化に対する反発を日露が共有、グローバル化に対する反発が国家機能を強化
【佐藤優】国際社会で日本が生き抜く条件、ルネサンスを準備したもの、理系情報の伝え方
【佐藤優】人生を豊かにする本、猫も人もカロリー過剰、度外れなロシア的天性
【佐藤優】テロリズム思想の変遷を学ぶ ~沢木耕太郎『テロルの決算』~
【佐藤優】住所格差と人生格差、人材育成で企業復活、教科書レベルの知識が必要
【佐藤優】数学嫌いのための数学入門、西欧的思考にわかりやすい浄土思想解釈、非共産主義的なロシア帝国
【佐藤優】ウラジオストク日本人居留民、辺野古移設反対を掲げる公明党沖縄県本部、偶然歴史に登場した労働力の商品化
【佐藤優】「21世紀の優生学」の危険、闇金ウシジマくんvs.ホリエモン、仔猫の救い方
【佐藤優】大学にも外務省にもいる「サンカク人間」 ~『文学部唯野教授』~
【佐藤優】訳・解説『貧乏物語 現代語訳』の目次
【佐藤優】「イスラム国」をつくった米大統領、強制収容所文学、「空気」による支配を脱構築
【佐藤優】トランプの対外観、米国のインターネット戦略、中国流の華夷秩序
【佐藤優】元モサド長官回想録、舌禍の原因、灘高生との対話
【佐藤優】孤立主義の米国外交、少子化対策における産まない自由、健康食品のウソ・ホント
【佐藤優】アフリカを収奪する中国、二種類の組織者、日本的ナルシシズムの成熟
【佐藤優】キリスト教徒として読む資本論 ~宇野弘蔵『経済原論』~
【佐藤優】未来の選択肢二つ、優れた文章作法の指南書、人間が変化させた生態系
【佐藤優】+宮家邦彦 世界史の大転換/常識が通じない時代の読み方
【佐藤優】人びとの認識を操作する法 ~ゴルバチョフに会いに行く~
【佐藤優】ハイブリッド外交官の仕事術、トランプ現象は大衆の反逆、戦争を選んだ日本人
【佐藤優】ペリー来航で草の根レベルの交流、沖縄差別の横行、美味なソースの秘密
【佐藤優】原油暴落の謎解き、沖縄を代表する詩人、安倍晋三のリアリズム
【佐藤優】18歳からの格差論、大川周明の洞察、米国の影響力低下
【佐藤優】天皇制を作った後醍醐、天皇制と無縁な沖縄 ~網野善彦『異形の王権』~
【佐藤優】新しい帝国主義時代、地図の「四色問題」、ベストセラー候補の研究書
【佐藤優】ねこはすごい、アゼルバイジャン、クンデラの官僚を描く小説
【佐藤優】外交官の論理力、安倍政権と共産党、研究不正が起きるシステム
【佐藤優】遅読家のための読書術、電気の構造、本屋大賞
【佐藤優】外山滋比古/思考の整理学
【佐藤優】何が個性で、何が障害か
【佐藤優】大宅壮一ノンフィクション賞選評 ~『原爆供養塔』ほか~
【佐藤優】英才教育という神話
【佐藤優】資本主義の内在的論理
【佐藤優】米国の戦略策定、『資本論』をめぐる知的格闘、格差・貧困問題の起源
【佐藤優】偉くない「私」が一番自由、備中高梁の新島襄、コーヒーの科学
【佐藤優】フードバンク活動、内外情勢分析、正真正銘の「地方創生」
佐藤優】日本の政治エリートと「天佑」、宇宙の生命体、10代が読むべき本
【佐藤優】組織成功の鍵となる人事、ユダヤ人の歴史、リーダーシップ論
【佐藤優】第三次世界大戦の可能性、現代東欧文学、世界連鎖暴落
【佐藤優】司馬遼太郎の語られざる本音、深層対話、米政府による暗殺
【佐藤優】著名神学者のもう一つの顔 ~パウル・ティリヒ~
【佐藤優】総理が靖国参拝する理由、NPO活動の哲学やノウハウ、テロ対策の必読書
【佐藤優】今後、起こりうる財政破綻 ~対応策を学ぶ~
【佐藤優】社会の価値観、退行する社会
【佐藤優】夫婦の微妙な関係、安倍政権の内在的論理、警察捜査の正体
【佐藤優】情緒ではなく合理と実証で ~社会の再構築~
【佐藤優】中曽根康弘、21世紀の資本主義分析、北樺太の石油開発
【佐藤優】日本人の思考の鋳型、死刑問題、キリスト教と政治
【佐藤優】中国株式市場の怪しさ、イノベーションの障害、ホラー映画の心理学
【佐藤優】普天間基地移設問題の本質、外務省犯罪黒書、老後に快走!
【佐藤優】シリア難民が日本へ ~ハナ・アーレント『全体主義の起源』~
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