ある心臓外科医が、クリニックの待合室のいすを見て、座面の前の部分だけがはがれていることに気が付いた。
そこで、患者の様子をチェックしたところ、どの人もイライラして、落ち着きがない様子で、いすの前の方に浅く腰掛けている。名前が呼ばれたらすぐに立ち上がろうと、待ち構えているのだ。
米国人医師フリードマンらが中心となった研究で、「タイプA」として発表された性格傾向は「競争的でいつも急いでおり、怒りやすく攻撃的で過剰に活動的な人」は、「ストレスをため込みやすく、心筋梗塞などの心臓病を起こしやすい」そうだ。目標達成への衝動が強く、競争心旺盛。性急でいらつきやすい。神経過敏、早口で爆発的に話し、食べるのが早いことなどが特徴だという。
また、「タイプC」と呼ばれる性格傾向が、がんにかかりやすいと指摘されている。物静かで、相手が何を望んでいるかを受け止める能力が非常に高く、自分がやりたいことよりも相手の希望を優先するという。怒っても態度に出さないため、それがストレスになるというのだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「疾患とタイプ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年3月15日)を引用
そこで、患者の様子をチェックしたところ、どの人もイライラして、落ち着きがない様子で、いすの前の方に浅く腰掛けている。名前が呼ばれたらすぐに立ち上がろうと、待ち構えているのだ。
米国人医師フリードマンらが中心となった研究で、「タイプA」として発表された性格傾向は「競争的でいつも急いでおり、怒りやすく攻撃的で過剰に活動的な人」は、「ストレスをため込みやすく、心筋梗塞などの心臓病を起こしやすい」そうだ。目標達成への衝動が強く、競争心旺盛。性急でいらつきやすい。神経過敏、早口で爆発的に話し、食べるのが早いことなどが特徴だという。
また、「タイプC」と呼ばれる性格傾向が、がんにかかりやすいと指摘されている。物静かで、相手が何を望んでいるかを受け止める能力が非常に高く、自分がやりたいことよりも相手の希望を優先するという。怒っても態度に出さないため、それがストレスになるというのだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「疾患とタイプ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年3月15日)を引用