語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【知覚】の現象学 ポール・セザンヌ「風景」、1879年頃 ~ビュールレ・コレクション~

2018年03月11日 | 批評・思想
 <現象学はバルザックの作品、プルーストの作品、ヴァレリーの作品、あるいはセザンヌの作品とおなじように、不断の辛苦である--おなじ種類の注意と驚異をもって、おなじような意識の厳密さをもって、世界や歴史の意味の生まれ出づる状態において捉えようとするおなじ意志によって。こうした関係のもとで、現象学は現代思想の努力と合流するのである。>

□モーリス・メルロー=ポンティ(竹内芳郎、小木貞孝訳)『知覚の現象学』(みすず書房、1967)の「序文」の末尾を引用
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【南雲つぐみ】胸が痛いとき ~最初に心臓疾患のチェック~

2018年03月11日 | 医療・保健・福祉・介護
 「胸のあたりが苦しい」「心臓をぐっとつかまれているような痛みがある」・・・・。こんな症状があったときに、どの科を受診したらいいのだろう。胸部には心臓、肺、食道、胃、咽頭、大動脈、骨などのいろいろな器官があるが、気になるのは心臓だ。
 狭心症や心筋梗塞など、心臓に酸素を送り込む血管が細くなったり、詰まったりする症状があれば、生命にもかかわる。
 ある循環器専門医は、「『胸が痛い』との訴えで来院する人の多くは、逆流性食道炎など消化器の病気によるものだ」という。一方で、最初に心臓疾患ではないことをしっかり調べておくことが重要だという。なぜなら、きちんとした検査をしないまま、内科で狭心症の発作を抑えるニトログリセリンを処方されている場合があるからだ。すると、「やめると発作が起きるのでは」という不安から、ニトログリセリンが手放せなくなってしまう。もともと必要ではない薬を、長期間服用することになりかねないというのだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「胸が痛いとき ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月7日)を引用
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