語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】春の睡眠健康週間

2018年03月18日 | 医療・保健・福祉・介護
 (前略)3月18日は睡眠健康機構が定めた「すいみんの日」。3月11日から25日は、「春の睡眠健康週間」。全国で睡眠に関する市民講座やイベントなどが行われる。
 夜更かしや朝寝坊など、睡眠リズムにズレがあると、どうしても睡眠不足に陥ってしまう。この状況を改善するためには、夜早く寝るよりも朝早く起きるほうが効果が高いとされる。(後略)

□南雲つぐみ(医学ライター)「春暁 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年3月18日)を引用
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【南雲つぐみ】女性の睡眠不足と便秘

2018年03月18日 | 医療・保健・福祉・介護
 よく「人は1日の3分の1は眠っている」といわれる。1日8時間が理想の睡眠時間とされるが、実際にはもう少し短くても良いようだ。
 国立精神・神経医療研究センターの三島和夫医師(睡眠障害外来)らが多くの脳波測定から算出したデータによれば、8時間睡眠には根拠がないという。必要な睡眠時間は30代で6時間後半、40~50代が6時間前半と年々下回り、70代で6時間を切るようになる。1日の3分の1ではなく、4分の1を眠れば十分ということだ。
 一方で、特に女性においては、睡眠時間が非常に短い人や入眠障害や中途覚醒など、睡眠に障害のある人は便秘がちなことも分かっている。
 睡眠中に、胃や小腸はほぼ90分周期で活動し、消化しきれなかった食物のかすや腸内細菌の死骸などを大腸に送って便を作る。人間の便は夜に作られるのだ。朝食を取ると、空の胃に食べ物が入ることで大腸にも蠕動(ぜんどう)運動が起こり、便が押し出される。
 日中に強い眠気や疲労がなくても、治りにくい便秘【注】は睡眠不足の症状かもしれない。

 【注】「【南雲つぐみ】慢性便秘の悩み ~新しい薬~

□南雲つぐみ(医学ライター)「女性の睡眠不足と便秘 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年3月14日)を引用
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【佐藤優】出世教、学歴教、etc. ~宗教と資本主義・国家~

2018年03月18日 | ●佐藤優
 <拝金教だけではないですね。ほかにもわれわれの多くが信じている宗教として、例えば出世教があります。
 (中略)
 私が知るどの新聞社でも、若い頃に「生涯一記者でいたい」といっていた人でも、政治部長や国際部長への出世話が出たとき、断った人は一人も見たことがありません。
 私は外務省という会社にいましたが、ここなどは、もし課長を全員集めて「来月から給料を一割下げるが局長になりたい奴はいるか」と尋ねたら、全員手を挙げるでしょう。
 (中略)
 まだあります。お受験教や学歴教です。合理的に見て、志望大学のことだけを考えれば、大変な試験を受けていわゆる難関附属小学校や中学校、あるいは極端に偏差値の高い高校に入ってから一流私立大学に進むより、公立高校を出てその私立大学を受験するほうが、はるかに楽です。それでも、大変な競争になっても難関校の枠の中に入りたい、入ったら何かが違うと感じる人が大勢いるわけです。そうした競争がGDPを押し上げている側面は、あるにはあるわけですが。
 このような意味では、われわれの周辺にはあちらこちらに「宗教的なもの」が転がっています。ただし転がっているけれども、「宗教的なもの」だとは感じないようになっている、それこそが問題だと思います。

□池上彰・佐藤優・松岡正剛・碧海寿広・若松英輔『宗教と資本主義・国家 激動する世界と宗教』(KADOKAWA、2018)の「第Ⅰ部 対論」の「出世教、学歴教・・・・、周囲は「宗教的なもの」ばかり」から一部引用

 【参考】
【佐藤優】お金という神さま ~宗教と資本主義・国家~
【佐藤優】人間の思考と魂の根底に迫る ~宗教と資本主義・国家~
【佐藤優】『宗教と資本主義・国家 激動する世界と宗教』の目次

 
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