2011/11/03up全ページ目次 |
東日本大震災34キセノン検出事実なら核分裂起きていると考えるのが自然 |
10310700福島の子供たち 甲状腺検査で1100人中45パーセント被曝との測定結果
提供:NEWSポストセブン
■福島県内には、18歳以下の子どもたちが36万人いる。
■8月になって、原子力対策本部が3月末に実施した甲状腺被ばく測定の実態が公表され、
検査を受けた1100人の子どものうち、
45%が被ばくしていることが判明した
■チェルノブイリでは、被ばく量が100ミリシーベルトを超える地域で、
小児甲状腺がんが多発
■小児甲状腺がんは、一般的には100万人に1人の割合で発症する大変珍しい病気だが、
チェルノブイリの事故の際は、
100ミリシーベルトを超えると1万人に1人にまで発症率が上がった。
■それは事故から5年が経って多くなり始め、10年後でピークを迎えた。
11021056キセノンとは半減期5日と9時間ウランが核分裂する際にできる希ガス
■東京電力福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の気体に
放射性キセノンが含まれている可能性が2日、判明
■核実験が行われたことの証拠や、
運転中の原発の燃料集合体に微小な穴が開いたことの指標となる。
11021345核分裂の可能性2号機で一時臨界かキセノン検出福島第1原発
■東京電力は2日、福島第1原発2号機で
核分裂が起きている恐れが否定できないとして、
核分裂を抑制するホウ酸水を原子炉に注入した
■放射性キセノンは核分裂に伴いできる。
■検出されれば直近に核分裂が起きた可能性を示す。
■2号機の核燃料は事故で冷却水がなくなって溶け、
原子炉圧力容器の底や、その外側の格納容器の底に漏れてたまったと推定
■【解説】東京電力福島第1原発2号機で核分裂が起きている恐れがあることが判明し、
事故発生後7カ月以上たっても、依然として
原子炉が安定したと断定できない状況にあることを浮き彫りにした。
■原子炉が安定的な「冷温停止」状態になったと宣言し、
事故収束に向けた工程表のステップ2の年内終了を目指していた政府、東電は、
計画の再検討を迫られる可能性
■宮崎慶次大阪大名誉教授(原子力工学)
キセノン検出が事実なら、核分裂が起きていると考えるのが自然だ。
■ホウ酸は中性子を吸収し、核分裂を抑える性質があり、臨界防止に使う場合がある。
ウランなどは臨界状態でなくても一定の割合で核分裂し、放射性キセノンができる。
これに対し臨界状態では、キセノンの量は大きく増える。
11022110核分裂2号機で一時臨界の可能性
■東京電力は2日、福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の気体に
放射性キセノン133と135が含まれている可能性があり、
核分裂が起きている恐れが否定できないとして、
核分裂を抑えるホウ酸水を原子炉に注水した。
11022121気体はキセノンと確認保安院自発核分裂の可能性高い
11022210福島2号機の核分裂ほぼ確実キセノン確認臨界調査中
■経済産業省原子力安全・保安院は2日、
日本原子力研究開発機構の評価でキセノンが確認されたと発表、
核分裂が起きたことがほぼ確実となった。
11022221福島第一2号機再測定でもキセノン検出
■放射性キセノンが検出された問題で、東電は2日、
再測定の結果でもほぼ同じ濃度のキセノンを検出したと発表した。
■原子炉の溶融燃料で核分裂が起きていた証拠
■核分裂が連鎖的に進む臨界が再び起きた恐れもある
11030208保安院東電に装備提供させる防護服線量計など
■東京電力福島第1原発事故が発生して以降、
規制当局の経済産業省原子力安全・保安院が、現場の
原子力保安検査官用の防護服や
全面マスク、アラーム付きデジタル線量計といった被ばく対策装備を、
すべて東電に無償で提供させていたことが
2日、保安院関係者への取材で分かった。
■東電の事故対応を厳しくチェックする側の規制当局が、
最低限の装備でさえ電力会社に依存していた形。
■電力会社との癒着体質があらためて浮き彫りになった。
11030800福島原発で核分裂冷温停止へ黄信号注水に影響
■福島第1原発2号機で2日、核分裂反応が起きていたことが明らかになり、
年内を目標としていた「冷温停止状態」の達成に「黄信号」
■冷温停止は原子炉が安定した状態であることを意味するが、
核分裂反応が止まっていない状況では、とても安定とはいえないからだ。
■2号機は津波で冷却機能を喪失。
核燃料は溶け落ち、
原子炉圧力容器の底や、外側の格納容器の底にまで漏れ出していると推定されている。
■実際には
「原子炉の中がどうなっているのかは分からない」 (東電)
■九州大の工藤和彦特任教授(原子力工学)は
「核分裂反応が継続しているとみなさざるを得ない」
11031045QA核分裂と臨界2号機で臨界の可能性溶融燃料の状態が鍵
■福島第1原発2号機で、溶け落ちた核燃料が連鎖的に核分裂し
臨界となった可能性があると東京電力が発表
■Q 臨界とは。
■A 原発の燃料のウランが核分裂し、
放出される中性子が別のウランに当たって核分裂を起こす連鎖反応が続く状態のことだ。
原発は臨界状態をうまくコントロールし、
核分裂で生まれる大きな熱エネルギーを利用して発電している。
■Q なぜ分かったのか。
■A 原子炉格納容器内の気体から、核分裂でできる キセノンが検出された。
キセノンは放射線を出す能力が弱まるのがとても早いため、
3月の事故発生時にあったものが残っているとは考えにくい。
ごく近い時期に核分裂が起きたとみられる。
■Q 考えられる原因は。
■A 臨界が起こるには、
ウランが適度な大きさや形状になっていることと、水の存在が必要。
通常の原発では、臨界が最も効率よく起こるように設計されており、
福島第1原発のように燃料が溶け落ちると、
このバランスが崩れて臨界は起こりにくくなると考えられていた。
2号機の燃料の状態は不明だが、
形状や水との関係で、臨界が起こる条件がそろってしまった可能性がある。
■Q 危ないのか。
■A 東京電力は中性子を吸収するホウ酸を含んだ水を原子炉に注入。
これは通常時に原発を停止させる制御棒と同じ材料だ。
原子炉の温度や圧力に変化はなく、大きな危険はないとみられる。
■Q 影響は。
■A 原子炉への循環注水冷却は継続しており、
東電は事故収束にむけた作業に支障はないとしている。
しかし政府と東電は
1~3号機を安定的な「冷温停止」状態に達したと
年内に判断する意向だったが、
今後の動き次第では延期などの可能性もあり得る。
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