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2018-6- 24
2011年5月28日up後削除記事
中学1年国語5月授業全記録2011④
■9時■5月18日―②(ちょっと立ち止まって③)
この時間が、テスト前最後。
(1)「このとき、のカッコに書けた人持ってきなさい」
走って、ずらりと十数人並ぶ。
「すごいねえ。休み時間に考えたんだねえ」
どんどん見て、板書で確認。
(2)発問つづき
6「それ。その上。両方一度にやりましょう。書けたら持ってきなさい」
だんだんすることのレベルを上げる。
ヒントなし。
どんどん丸、バツをつけて返す。喜ぶ生徒。地団駄踏む生徒。
「その上は、と訊かれたら?」
「何々の上」 教える。
7「この図、とは何をさしますか」
8段落。
8「このこと、とはどんなことですか」
9段落。
( 3 )が( 13 )かで( 3 )に見えること…こと、
を四角で囲み強調。
(3)テスト範囲新出漢字読み書き全問題
すべて全員終わってちょうど時間。
(4)授業評価票
※これでだいたい必要な問いは終わった。
※ところで、本ブログ「少年の日の思い出研究」にあるとおり、
教科書本文は理由不明のまま表記が変更になる。
『ちょっと立ち止まって』は十数年か二十年ぶりに教科書で授業した。
僕の手元にある過去の本文コピーでは、<図>と<絵>の二語の使い分けはしていない。
どれも<図>と表記されている。
ところが、この教科書ではある部分では<図>、別の部分では<絵>と表記している。
その理由がわからない。
とてもわかりにくくなった。
「発問8」の答えは、本文の言葉をそのまま抜き出すとこうなる。
( 同じ図 )が
( 近くから見るか遠くから見る )かで
( 違う絵 )に見えること
なぜ一文の中で、同一の挿絵を指して、最初は<図>と書き、あとは<絵>と書くのか?
日本語としてもおかしい。
教材としてなら、なおさらおかしい。
僕は生徒にしつこく答え方を教える。
「なぜ、と訊かれたら?」「から、と答える!」
「この図、と訊かれたら?」「どんな図、と答える!」
「この絵、と訊かれたら?」「どんな絵、と答える!」
生徒は確実に覚えていく。
「そのまま抜き出しなさい、と訊かれたら?」「漢字は漢字。ひらがなならそのまま」
ところが、この部分は教材の本文がおかしい。おかしいから、生徒は混乱する。
そのまま抜き出すなら、前半は<同じ図>で後半は<違う絵>だ。
しかし、変な文だから思考回路としては、
<同じ図が違う絵>に見える
という文はおかしいのがわかる。
同じ図が違う絵に見える……笑ってしまうほど変だ。
だから、両方とも<図>か<絵>にそろえて書いてくる生徒がいる。
賢い。教科書編集者より明らかに賢い。
発問を解決したあと生徒には説明した。
「これは、教科書の文章がおかしいのです。図か絵か統一しなければなりません」
光村出版には、夏休みあたりに質問状を出す予定だ。
4月には電話で、東京書籍に妙な段落表記の件を質問した。
早々とワープロ文書で回答を頂いたが、それが矛盾だらけだ。
これも今は無理なので、7月に詳細な返信を出す予定だ。
面倒だから、しっかりしてくれよ。
2018-6- 24
2011年5月28日up後削除記事
中学1年国語5月授業全記録2011④
■9時■5月18日―②(ちょっと立ち止まって③)
この時間が、テスト前最後。
(1)「このとき、のカッコに書けた人持ってきなさい」
走って、ずらりと十数人並ぶ。
「すごいねえ。休み時間に考えたんだねえ」
どんどん見て、板書で確認。
(2)発問つづき
6「それ。その上。両方一度にやりましょう。書けたら持ってきなさい」
だんだんすることのレベルを上げる。
ヒントなし。
どんどん丸、バツをつけて返す。喜ぶ生徒。地団駄踏む生徒。
「その上は、と訊かれたら?」
「何々の上」 教える。
7「この図、とは何をさしますか」
8段落。
8「このこと、とはどんなことですか」
9段落。
( 3 )が( 13 )かで( 3 )に見えること…こと、
を四角で囲み強調。
(3)テスト範囲新出漢字読み書き全問題
すべて全員終わってちょうど時間。
(4)授業評価票
※これでだいたい必要な問いは終わった。
※ところで、本ブログ「少年の日の思い出研究」にあるとおり、
教科書本文は理由不明のまま表記が変更になる。
『ちょっと立ち止まって』は十数年か二十年ぶりに教科書で授業した。
僕の手元にある過去の本文コピーでは、<図>と<絵>の二語の使い分けはしていない。
どれも<図>と表記されている。
ところが、この教科書ではある部分では<図>、別の部分では<絵>と表記している。
その理由がわからない。
とてもわかりにくくなった。
「発問8」の答えは、本文の言葉をそのまま抜き出すとこうなる。
( 同じ図 )が
( 近くから見るか遠くから見る )かで
( 違う絵 )に見えること
なぜ一文の中で、同一の挿絵を指して、最初は<図>と書き、あとは<絵>と書くのか?
日本語としてもおかしい。
教材としてなら、なおさらおかしい。
僕は生徒にしつこく答え方を教える。
「なぜ、と訊かれたら?」「から、と答える!」
「この図、と訊かれたら?」「どんな図、と答える!」
「この絵、と訊かれたら?」「どんな絵、と答える!」
生徒は確実に覚えていく。
「そのまま抜き出しなさい、と訊かれたら?」「漢字は漢字。ひらがなならそのまま」
ところが、この部分は教材の本文がおかしい。おかしいから、生徒は混乱する。
そのまま抜き出すなら、前半は<同じ図>で後半は<違う絵>だ。
しかし、変な文だから思考回路としては、
<同じ図が違う絵>に見える
という文はおかしいのがわかる。
同じ図が違う絵に見える……笑ってしまうほど変だ。
だから、両方とも<図>か<絵>にそろえて書いてくる生徒がいる。
賢い。教科書編集者より明らかに賢い。
発問を解決したあと生徒には説明した。
「これは、教科書の文章がおかしいのです。図か絵か統一しなければなりません」
光村出版には、夏休みあたりに質問状を出す予定だ。
4月には電話で、東京書籍に妙な段落表記の件を質問した。
早々とワープロ文書で回答を頂いたが、それが矛盾だらけだ。
これも今は無理なので、7月に詳細な返信を出す予定だ。
面倒だから、しっかりしてくれよ。