四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

川中島合戦戦国絵巻2012 見学記Ⅰ

2012年04月16日 | まつり・イベント




笛吹市役所前の笛吹川の河川敷には武田軍の本陣(左の写真)と上杉軍の本陣が既に設けられています。
合戦が行われた川中島は信濃国(長野県)にあるのに、なぜ甲斐国(山梨県)笛吹市でと思ってしまいますが、笛吹市(旧石和町)にも「川中島」
という地名があることから、これにちなみ笛吹川を川中島に見立ててこの「川中島合戦戦国絵巻」が繰り広げられるようになったようです。
武田信玄VS上杉謙信との戦いではありますが、ここは甲斐国ですから一応主役は武田軍です。  






後世に語り継がれる(信玄・謙信4度目の戦い)川中島合戦を観ようと早くも大勢の見物人が。合戦が始まった頃にはこれ以上の人出で移動もままなりませんでした。
前回私は、橋を中にして右側(武田軍側)で見学しましたので、今回は左側(上杉軍)側に陣を取ってみましたが、これは失敗でした。その理由は写真を見ていただければわかると思います。 






いよいよ合戦の刻が近づきました。出陣太鼓が打ち鳴らされ、狼煙があがりました。










市中を行軍してきた両軍が橋を渡って本陣前に集結します。
先ずは青備えの上杉軍です。
「大将は、旗持ちを従えて直ちに本陣に入れ」とナレーションが流れ、各大将名が紹介されていきます。
女武者が多いですね。足軽は無論のこと女大将まで。中には全員女性という軍団も。  






上杉軍本陣前に集結した大将たちと兵(足軽)たち






上杉軍各軍団の集結が終わったところで、安養院殿と総大将上杉謙信が入陣です。
前回の上杉謙信役は一般公募でしたが、今回はどこぞかのお偉い方にお願いしたようです。でも、この謙信はなんと眼鏡を掛けていました。
数多い足軽の中の一人やふたりなら気にもしませんが、信玄公と並ぶ主役ですから何か策はなかったのでしょうか? いくらお祭りとは言えいただけませんね。
私の目の前で見学していた方もこれはないだろうと言っていましたが。 






今回も米沢から米沢上杉藩の鉄砲隊が上杉軍の応援にはせ参じました。
上杉氏が米沢に移封されたのは、この合戦よりもあとの事ですが、この場合はあくまでも越後上杉の鉄砲隊として










続いて赤備えの武田軍が入ってきました。
風の軍団1番隊「飯富兵部少輔虎昌」隊から林、火、山の軍団と続きますが、こちらも女武将、足軽が沢山います。
何せこの合戦参加者の4割は女性とのことですから。   






さて、武田24将のしんがりは、信玄の知恵袋・山の軍団6番山本勘助ですが、
これで終わったわけでなく、この後を武田四郎勝頼と武田太郎義信の軍団が続きました。  






武田軍も軍団の集結が整ったようです






湖衣姫。そして主役の武田信玄が入陣してきました。
湖衣姫は、先の信玄公祭りでの湖衣姫がこちらにも参加です。信玄公役もやはりお偉ら方のようです。
う~ん。後姿しか見られず残念。 






式舞台に武田信玄、湖衣姫、上杉謙信、安養院が並びましたが、実際にこうして4人が並ぶことはなかったでしょう。
誰も座っていない床机が見えるが、ここには誰が?
おや! 見覚えのある旗印が・・・  










今年は、川中島合戦から450年という記念すべき年。そこで、川中島合戦とは直接関係はないのですが、超ビッグな武将4人を特別ゲストということで・・・

木瓜の旗印は、織田信長さんではありませんか                
瓢箪の馬印は、豊臣秀吉さんですね、今日は千成瓢箪ではないですね  
金の開扇の馬印は、徳川家康さんですね                    
竹に雀の紋の旗印は、伊達男の語源となった伊達政宗さんですね    
 
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑の活躍した時期と、伊達政宗の活躍した時期にはずれがありますが、昨年の大震災の被災地を代表しての武将ということで伊達政宗もゲストに。
このように、被災地からやって来たということで伊達政宗が紹介されたところ見物客から一斉に拍手が。誰もが仙台からやってきたと思ったのでしょうね。
ところが、他県の方が伊達政宗に扮しているだけのこととわかった瞬間、いまの拍手は何だったのといった空気が流れましたが。 








ということで、式舞台の上は現代のお偉方等を含めて埋め尽くされました。
このあと湖衣姫は見物客との交流を深めるため(一緒の写真撮影に応じるため)に、軍団本陣ではなく祭り本陣に・・・

あまり長くなると読んでもらえないので、この続きは Ⅱ にしましょう。
え、短かろうが長かろうが初めから読む気はないって!! 

見学日:2012年(平成24年)4月15日(日)