
山 号:星野山 (せいやさん)
院 号:喜多院 (きたいん)
寺 号:無量寿寺 (むりょうじゅじ)
宗 派:天台宗
開 創:天長7年(830)円仁
永仁年間(1293~1299)尊海が中興・慶長年間(1596~1615)天海が家康の保護を受けて復興
本 尊:阿弥陀如来
所在地:埼玉県川越市小仙波町1-20-1
川越大師として知られる喜多院を久しぶりに参詣してきました。花見の季節が終えたことと平日であったことか
ら人混み状態は避けられましたが、普段からそれなりの参拝者がいますので・・・

天海大僧正像

白山権現社

山門と番所(右側)

山門を正面から

喜多院案内図

多宝塔
寛永16年(1639)に山門と日枝神社の間にあった古墳の上に建立
明治45年(1912)道路新設のため、本堂わきに移築
昭和47年(1972)解体され現在地に復元

川越大師 喜多院 の大きな看板を入れて本堂の慈恵堂(大師堂)

本堂である慈恵堂(大師堂) 潮音殿(ちょうおんでん)とも呼ばれるそうです 扁額は「潮音殿」

慈恵堂前から多宝塔を

この先に江戸城から移築した「家光誕生の間・春日局の間」がありますが、今回は見学せず

小江戸川越七福神 大黒天

川越城主松平大和守家廟所
震災や永年の風雪雨により傷みが激しく修繕工事のため立ち入り禁止となっていました

「松平大和守家廟所」説明板

玉垣の外から廟内を覗きましたが各城主の墓は見えません。ここに並んでいるのは家臣が奉献した石灯篭

ここは古墳です(元の形はありませんが) この上に慈眼堂が建立されています

「慈眼堂」説明板

慈眼堂

突然ですが! 川越名物?のひとつ B級グルメの「太麺焼きそば」
これまでに蓮聲寺境内の出店、川越城本丸御殿前のお店のものは食べたことがありましたが、ここ喜多院境内の
出店のものを初めて食べてみました。

五百羅漢

鐘楼門

「鐘楼門」説明板

鐘楼門を表から

塀の軒瓦に「三つ葉葵」が入っていますが、喜多院の寺紋は「二つ引き両」なのです。
天海大僧正が二つ持っていた家紋のひとつがこの「二つ引き両」のようです。足利氏の家紋である「二つ引き両
紋」をなぜ天海は家紋にしていたか、その天海の家紋がなぜ喜多院の寺紋に使われているか等のことは後々勉強
するとして、天海が喜多院に大きくかかわっていることも要因の一つかもしれません。また、「三つ葉葵」も喜
多院と縁が深い紋ですから、軒瓦に使われていたとしても納得できます。江戸城から移築された「家光誕生の間」
や、「東照宮」はまさに三つ葉葵ですから。
参詣日:平成31年(2019)4月16日(火)