堀越塚古墳は、鮎川左岸の河岸段丘上にあり、南側に傾斜する斜面を利用して造られた古墳です。
墳丘の東側は宅地により削り取られています。
主体部は南西に開口する両袖型の横穴式石室で、玄室と羨道の一部が現存しています。
所有者・家族の方と接触することが出来ませんでしたので石室を見ることはできず、道路から数枚
の写真を撮るだけで終えてしまいました。これは北側からの写真ですが、墳丘の東側は住宅にが削
りとられています。
名 称:堀越塚古墳(ほりこしづかこふん)
別 称:-
墳 形:2段築成の円墳
規 模:径25m、高さ2.5m・玄室全長4.45m、奥壁幅2.52m・奥壁高2.18m
築 造:7世初頭
出土品:不明
指 定:藤岡市指定史跡(名称:堀越塚古墳 昭和45年〔1970〕4月15日指定)
所在地:群馬県藤岡市藤白石1948-1
北西から 標柱と説明板が墳丘の上の方に設置されていますので読みづらい状態です。かと言っ
て墳丘の裾に設置すると道路上に倒れる恐れもなきにして非ずといったところでしょうか・・・
標柱『藤岡市指定史跡 堀越塚古墳』
『藤岡市指定史跡 堀越塚古墳』説明板
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堀越塚古墳
所在地 藤岡市白石一九四八ー一
所有者 堀越卓一
古墳は、白石古墳群の中の下郷支群に占地する。道路拡幅工事により発掘調査が行われ、二段築成の円墳である
ことや葺石が確認さた。
欠失している。玄室の大きさは全長四・四五㍍、奥壁幅二・五二㍍、奥壁高二・一八㍍である。平面形は、徳利
型を呈している。
石室の積み方は、
珪岩質の転石を積み上げ、隙間を棒状の片岩で小口積みにし、壁体はドーム状になっている。副葬品は不明であ
るが、石室の構造などから七世紀初頭に造られたものと考えられられる。
藤岡市教育委員会
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西側から
南西側から
こうしてみると道路拡張のためか北側から西側にかけての裾部分も削られているのが分ります。
散策日:令和5年(2023)5月25日(火)