青空の散策日和になった昨26日、安戸宿を歩いてみました。
かつての秩父往還の宿場町で、江戸時代には和紙の市がたったといわれる。
家並みは当時の面影をわずかながらも残しています。
今は合併により東秩父村大字安戸となっていますが、明治中期頃までは安戸村でした。
白い中に点々が入っている道路が元々の往還で、下のA-B間の点々に入っていない黄色の部分の道路は新しく作られたものです。
新しくといっても何十年も経ちますが、小川町方面から寄居町・定峰峠方面に向かってほぼ真っすぐな道路にしたわけです。
路線バスは今でも安戸宿のある旧の道を走っています。
写真右端に少しだけ見えるのが新しい道。左側に見えるのが旧来の道で、ここをバスが通っていましたが
今では通ることが出来ない道幅になってしまいましたが。
槻川に架かる安戸橋。この橋を渡ると安戸宿です。
安戸橋を渡って少し行くと直角に曲がります
曲がってすぐの所に和菓子の小松屋本店があります・・・(自身は何の関係者でもありませんので)
僅かでも宿場町の面影が感じられればよいのですが・・・いかがでしょうか
進行方向(寄居町方向)右側に「天神社」の石柱がありましたので
朱の鳥居には注連縄が吊るされていました。あっという間の1年ですね。数日で新しい年を迎えるわけですから。
本殿にも注連縄が 社額には「天満宮」とあり
杉の大木です 天然記念物の指定がなされていた?(失念)
樹齢 幹の太さ 高さ等が書かれた木札が立っていましたが文字が薄くなっていて読めませんでした(残念)
下から上までは1枚の写真には入りません 半分でご勘弁を
再び往還に戻り雰囲気有る民家を
東秩父郵便局前のポストは毛糸の帽子をかぶり、注連縄をまき鏡餅を載せてこちらも新年を待っていました。
この赤いポスト 正式名称は「郵便差出箱1号」です。
往還を寄居町方向から小川町方向に振り返ってみました
上品寺 ジョウヒンジ でなく ジョウホンジ と読むようです
初めて境内に入ってみることにしました
本堂
鐘楼 説明するまでもなかったですね
境内には2体の銅像が立っていましたが1体は地元安戸の方 して1体は何と小川信用金庫(埼玉懸信用金庫に吸収された)の創始者で会長、
更には小川町町長を務めた故梅沢惣兵衛翁の銅像ではないか
元は小川信用金庫本店前に建てられていたものを移転したようです(理由は知りませんが)
高齢者生きがいセンターのそばには板塔婆(板碑)がきちんとした小屋に収められていました
板塔婆とその内容を記したもの (上の写真の)右の石には板塔婆の説明が刻まれています
往還に戻りました
今度は「能氣神社(ノウキジンジャ)」の石柱が 折角だから行ってみましょう
本殿までは坂道のうえかなりの距離がありました その割には・・・
神社階段下から往還を 遠かった~
今までの神社とお寺は進行方向右側にありましたが、この「聖岩寺」は左側にあります。
六地蔵と鐘楼 でもこのお寺には本堂、庫裡がありません
以前はあったんですが数年前にちょっとした事件がありまして
ここで旧道は新道と合流します 左側の道が歩いてきた道です。
大した距離ではないのですが寄り道だらけで随分と時間を費やしてしまいました。
この往還の往復だけではありませんでしたからね そこへ行くまでも歩きでしたので・・・
散策日:2015年(平成27年)12月26日(土)